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言葉の力/猪瀬直樹  


言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)
(2011/06/09)
猪瀬 直樹

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現都知事の猪瀬氏が副知事時代に記した新書です。
都知事就任後は、Twitterのアカウント取得を都庁各課に命じたり、日本の標準時間を二時間早める提言をしたりと、良いとも悪いとも言える、評価の難しい事ばかりやっているなぁという印象がありました。
しかし、本書で語られる「言語技術」に関する内容については、僕は全面的に賛成です。

著者は、日本の「言葉の力」の低下を憂い、もっと「言語技術」を磨くべきだと主張しています。

「言語技術」とは何か。
言語によって相手に意思を伝える技術のことです。論理的に物事を伝える技術、と言い換えても良いかもしれません。わかりやすい例として、次のような記述があります。

「たとえば『この部屋の様子を1分間で説明せよ』と言われたら、ふつうは見えたものからランダムに描写しがちだが、グローバルスタンダードの言語技術では、必ず時計回りに説明する。またある絵画を見せられ、そのテーマを問われたら、差し込む陽の光の角度で時間を推測し、置かれている道具から主人公の背景を探る。こういった解析は、言語技術においてあたりまえのスキルだ。」


前者については、真正面の物から説明を始めると、説明があっちに行ったりこっちに行ったりして聞き手が空間を映像として把握する事ができないためです。
後者は、「とても素晴らしい」「可愛そう」などの形容詞ではなく、事実を並べて論理的に鑑賞することで、はじめて自らの直感を相手に伝えられる、ということです。
こうした訓練は、特に日本人は不得手な分野ですが、欧米では学校の授業で鍛えさせられるのだそうです。

さすが作家と思わされる部分も多くあります。大変参考になった部分の一つを、引用します。

「僕は作家として言語技術を磨いてきた。風景を言語だけで映像として伝えなければならなかったからだ。風景を伝えるには、形容詞をいくら重ねてもわからない。空間を構成的にとらえて、論理的に説明する必要がある。そうすると色や形などディテールの存在感が増してくるので、結果的に感性でとらえているな、と思われるのである。ただ感性だ、感性だ、と強調しても、感性が研ぎ澄まされるわけではない。」


すぐに平易な形容詞に逃げてしまう自らの言語技術を恥じ、反省しました。



確かに、周囲を見渡してみると、中身のない文章や言葉が溢れているように思えます。
頭の中の思考はすべて言語で行われているのですから、その土台となる言語技術が空疎なものであれば、必然的にアウトプットも稚拙なものになってしまうでしょう。

本書でも触れられていますが、日本人の「活字離れ」が叫ばれて久しいです。
都庁職員でも、1ヶ月に読む本の冊数が3冊以下の人が60%を超えるそうです。10冊以上となると、わずか7%。そう考えると、少しだけ優越感に浸れます。笑

改めてこのブログを始めて良かったと感じました。
インプット、アウトプットを共に鍛えるのに適したツールであるという当初の確信は今も変わっていません。
まだまだ自分の言語技術は未熟ですが、日々研磨していきたく思っています。
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