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交渉術/佐藤優  


交渉術交渉術
(2009/01)
佐藤 優

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TPPは日本が合流してから初めての交渉会合が閉幕しました。
その内容は極秘扱いのため国民への情報公開は限られており、TPPの影響を被る関係者はキリキリしているようですが、まだ交渉の余地は多く残されているといった声明もあり、ぜひとも今後、国益を最大化させるべく積極的な交渉に期待したいものです。

今回の日本側の交渉を率いる鶴岡交渉官の肩には相当のプレッシャーと期待がかかっていると想像されます。
非常に優秀な交渉官なのでしょう。今月末からは、すぐに日中韓FTAの交渉会合にも“転戦”するそうです。ハードですね。

さて、本書では、今回のTPP交渉と同じく国益を背負って交渉を行う日本人と実際の交渉の様子が描かれています。
交渉下手と言われる日本人が本気を出した時の交渉力はいかほどのものか。本書を読めばその実力を知る事ができます。

ただ、一般的に想像される交渉とは異なるかもしれません。
と言うのは、実際の交渉のテーブルでの話は一切登場しないためです。
全て交渉の場の外で行われている取引や駆け引き、罠などに関する話。本当の交渉とは、見えない所で行われているのだと思い知らされます。

それにしても描写が生々しい。
章見出しを挙げると、「私が体験したハニートラップ」「賢いワイロの渡し方」「私が誘われた国際経済犯罪」などなど。どれも誇張ではなく、事実ばかりです。
当然のように法に触れるような事も多々あります。しかし、それらは外国での出来事で、どれも揉み消されてしまったものばかり。法律というものは、必ずしも皆一様に適用されるものではないという現実を教えてくれます。

読み物としては非常に興味深いですが、一般人にとっては非日常な世界の話です。しかしそこには、実際にそうした事例に立ち会ってきた著者ならではの現実感が添えられています。
公にして大丈夫なのかと思われる裏側が、非常に克明に描かれています。ボカしているのは個人名程度。
政治外交の世界では、一般人にしてみれば「そこまでやるのか」と思ってしまう交渉術が巧みに展開されている事が本書を読めばようくわかります。
国益の為なら何でもやるのが外交なのだ、との自負のこもったメッセージを感じます。

全て外務官僚時代の話であるため、北方領土問題におけるロシアとの交渉、鈴木宗男氏(著者は所謂"鈴木宗男事件"の当事者であり、一連の事件で逮捕されている)との関係がありありと記述されています。
政治外交における危ない裏側の世界に興味のある人には、オススメです。
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