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【映画】外事警察 その男に騙されるな/堀切園健太郎監督  


外事警察 その男に騙されるな [DVD]外事警察 その男に騙されるな [DVD]
(2012/11/21)
渡部篤郎、キム・ガンウ 他

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この2日で映画を久し振りに2本観ました。
非常に良かった事もあり、せっかくなので映画レビューにも挑戦してみます。

本作は、渡部篤郎主演で、公安警察のスパイを描いた映画。
原作は麻生幾、脚本は古沢良太(ドラマ『リーガル・ハイ』は最高でした!)。
NHKドラマの映画版で、ドラマ、映画の評価はいずれも非常に高いようです。
ドラマは未見ですが、独立して観る事ができる作品のようなので、レンタルして鑑賞してみました。

朝鮮半島からウランが流出―。
そんな物騒な話から始まり、震災後の混乱に乗じて日本の大学から原子力関連のデータが何者かに盗まれた、という話が飛び込んできます。
そこで日本の諜報機関である外事警察が動き始め、目星をつけた工作員と思しき男の日本人妻を半ば強制的な交渉で仲間に引き込みます。
利用できるものは何でも利用する。主人公にはそんな姿勢が一貫してみられます。
思わず息を呑むようなスリリングな展開が続く中、事件の核心に近づくにつれ、韓国の諜報機関やテロリスト工作員、そして原子力研究者の各々の立場の思惑が明らかになっていく、という話です。

最初から最後まで、緊張の連続で、濃密な2時間を堪能する事ができました。
画面の演出や俳優の演技の醸し出す重厚な雰囲気がとても良い。
そしてやはり、脚本がとても優れています。
下敷きは原作ですが、映画化にあたって色々と内容に手を加えたようで、震災や朝鮮、原子力と言ったやや過激とも言えるテーマを盛り込みながら、圧倒的な完成度を見せつけてくれます。
取材や調査も綿密に行われており、誰にも文句を言わせない最強の仕上がりとなっています。
さりげない最後のオチも秀逸で、誰もがハッとさせられるに違いありません。

最高級のポリティカル・サスペンス映画として、絶対の自信を持ってオススメできる作品です。
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