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景気ってなんだろう/岩田規久男  


景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
(2008/10)
岩田 規久男

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著者は現日銀副総裁でリフレ派の代表格として有名な岩田氏。
紛れもなく現在の日銀のレジーム・チェンジの立役者の一人です。
本書は、そんな著者が5年前に執筆した経済入門書です。
初学者向けのわかりやすい解説に徹していますが、
ところどころに岩田氏の持論の片鱗を垣間見ることができます。

リーマンショックの直前に書かれているというのが興味深く、
当時、既にアメリカで話題になっていたサブプライムローン問題に言及し、
米経済が後退した時に日本の景気がどう変動するのか、と言う問題も考察されています。


本書内では、景気の変動に関するモデルがたびたび説明されるのですが、
企業、家計の資産の動きに言及するとき、人々の行動を想定する場面がよく見られます。
ただ、経済学者の考える合理的な行動が、必ずしも現実に即していないと思われる箇所もちらほら。

例えば、日銀による買いオペの効果を説明する際、
国債の金利低下→銀行の貸出金利の低下→普通預金、定期預金の金利引き下げ→家計や企業は低金利の預金の一部を解約して株式や投資信託を購入する→株価上昇→消費の資産効果
という流れが説明されます。

金利引き下げまでは主体が銀行のため、経済合理性に適った行動を取ることは納得できます。
問題は「家計や企業は低金利の預金の一部を解約して株式や投資信託を購入する」の部分。
これは現実を見ると的を外していると言わざるを得ません。
超低金利時代にあっても、家計の資産のほとんどは預金で寝かせたままというのが現状です。
いくら勝間和代氏らが「お金は銀行に預けるな」と叫んでも、米国人のような金融リテラシーは浸透していないのが現在の日本であり、そうである以上は家計資産が合理性に見合った動きをする事を前提とした図式には限界があります。
おそらく実際の金融政策も、このような学者的発想をもとにしたモデルを用いているのだろうと思われますが、効果的な金融政策を実現するためにも、金融リテラシーに関する普及啓発を日銀の仕事に加えてはどうかと、半ば本気で考えたりもします。
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