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虚像の砦  

『虚像の砦』真山仁著、オススメ度75


虚像の砦 (講談社文庫)虚像の砦 (講談社文庫)
(2007/12/14)
真山 仁

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真山氏の小説にハマっています。
彼のビジネス小説に登場する誠実で情熱的な人々を見ると、身の引き締まる思いがする。
自分の心を奮い立たせる手段として真山氏の小説を利用しているところもあります。

本書の舞台はテレビ局。
やはり、自分の仕事に信念を持つ格好良い人々のドラマが展開されます。
権力に振り回されながら倫理の狭間で奮闘する報道ディレクターを描きながら、
メディアとしてのテレビの役割は何かを問うています。

真山氏の作品の特徴として、社会を構成する個々人をミクロの視点から描く一方で、物事の構造的な問題についてもマクロの視点から巧みに描き出している点が挙げられます。
本作品でのマクロ的な構造とは、すなわち「政官民の三すくみの状態」。
権力を持った政官民が互いに牽制し合いながら、公正明大であるはずの放送が偏重していく。
そこには本来のメディアの使命や訴えかけるべき一般市民への意識が欠如している。
そうした問題構造が、テレビ局を「虚像の砦」にしてしまっているということです。

様々な社会問題を取り込んでいるのも相変わらずで、
先述のテレビ局の問題体質やメディアスクラム、言論の自由、紛争地への自衛隊派遣など
多様なテーマを内包しています。
緻密な取材に裏付けられているため、リアルな情報が多く、とても勉強になります。

最後の方はガチガチな政治の話に終着します。
こうした話は、多くの名前が登場して複雑な関係が展開されるために、読む方は少し辛い。
ただ、真山氏の作品を読むと、社会の本質とはつまり、政治なのだと考えさせられます。
政治は国家だけでなく、企業間や社内の権力関係など、社会のあらゆる所に存在します。
そして、政治はすなわち人間関係でもある。だからドラマが生まれる。

ハゲタカなど著者の他の作品と比べるとやや登場人物の魅力が劣りますが、
骨太な作品であることは変わりなく、やはり真山作品にハズレはないと確信しました。
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