FXと読書で人生を変えよう! ホーム » スポンサー広告 » 経済について学ぶ本 »予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」/ダン・アリエリー

スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」/ダン・アリエリー  


予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 増補版
(2010/10/22)
ダン アリエリー

商品詳細を見る


私は日々、合理的な判断に基づいて選択を行っている―
そんな幻想をきれいに打ち砕いてくれるのが本書であり、「行動経済学」という学問です。
きっとこの本を読めば、「いかに自分の行動原理は不合理であるか」を痛感するはず。
自分の中の常識や価値観がひっくり返るほどの驚きの体験ができること請け合いです。

「行動経済学」という学問については、以前ブログにも書いた『経済は感情で動く―はじめての行動経済学』(マッテオ・モッテルリーニ著)という本でも学ぶことができます。(記事はこのリンクから)
本書は、その記事の最後に紹介した、ダン・アリエリーという好奇心旺盛な研究者が、自身の面白い研究結果について、ユーモアを交えた語り口で紹介してくれるものです。
どれも日常的な事例ばかりですが、その洞察力は素晴らしく、読み手の価値観をガンガン揺さぶってくれます。

相対性の錯視と自己満足感


行動経済学に関する説明や具体例は、上記のブログ記事でも書いたので、ここでは本書の1つのトピックを取り上げて紹介します。下のサムネイル画像をご覧ください。

錯視

2つの中心の円の大きさは同じだけれども、大きな円に囲まれた円より、小さな円に囲まれた円の方が大きく見えてしまう、という有名な錯視です。「そうは見えない」という人は、いないはずです。

本書で書かれているのは、それが人間の心理にもあてはまる、ということ。
経済学の観点を取り入れた学問なので、著者は「給料」を取り上げて、この現象を説明しています。
同じ給料であっても、高い給料の人々に囲まれて仕事をしている人よりも、低い給料の人々に囲まれて仕事をしている人の方が幸福感が高い、という話です。自分が大きく見えるから。
その逆、つまり高い給料に囲まれている人々の幸福感が下がるのは、「隣の芝は青い」と言われるやつですね。

一例として、著者はこんな話を紹介しています。
アメリカの企業の経営者の報酬の高さは有名ですが、その法外な報酬に歯止めをかけようと証券規制当局が考え出したのが、経営幹部の報酬をこと細かに開示することでした。
世間の目を気にして幹部の報酬が抑えられるという効果を期待したわけです。
しかし、マスコミが報酬ランキング特集を組むようになると、経営幹部たちが自分の収入をよその経営幹部の収入と比べるようになり、結果的に、幹部の報酬はうなぎのぼりに上昇したそうです。

給料の多さと幸福感のあいだに相関関係はありません。
この事実は、心理学の分野でこれまでに何度も実証されています。
それでも他人の給料と比べてしまうのは、人々の価値観が「相対性」に影響されるためです。
給料の「絶対的」な金額ではなく、他者と比べたときの「相対的」な金額が幸福感を左右してしまうわけです。

相対的な「円」と絶対的な「円」


さて、この話はもちろん、「給料」に限った話ではないはず。
測定可能な基準が給料であったというだけで、「仕事の能力」や「容姿」など、人と比べることのできる価値であれば、何にだって当てはまります。そうですよね?
職場の同僚など、自分の属するコミュニティのメンバーについて少し考えてみてください。

著者は、この相対性の問題の解決策として、自分を囲む「円」の大きさを調節する方法を紹介しています。
つまり、「小さい円」が集まっているほうに移動すれば、自然と相対的な幸福感が大きくなる、ということです。
同窓会に出席したときに、高級を自慢する「大きい円」から離れたほかの人と話す、といったように。

ただ、人として成長を望むのであれば、やはり自分自身の絶対的な「円」を大きくする努力もしたいですよね。
現状に満足しているのであれば、もしかしたら「小さな円」に囲まれて、自分が「大きい円」であると勘違いしているだけかもしれません。井の中の蛙にはなりたくないものです。
時には、意図的に「大きな円」の集まった環境に飛び込んでみる、という方法も必要でしょう。
ほどよい嫉妬心は、自分の成長のための原動力になってくれると、僕は思っています。
関連記事
スポンサーサイト

category: 経済について学ぶ本

thread: オススメの本の紹介

janre: 本・雑誌

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://dokusyoandfxtrade.blog.fc2.com/tb.php/221-e52852b4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

登録してます

カルチャ!

カレンダー

最新記事

月別アーカイブ

▲ Pagetop

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。