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イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む/藤井彰夫  

アメリカで大統領の次に影響力があると言われるFRB議長。
そのFRBの次期議長であるイエレン氏のスタンスをおさえておきたい、また、近年の先進国の中央銀行の政策を把握しておきたいという方にオススメの本を紹介します。


イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読むイエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む
(2013/12/18)
藤井 彰夫

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著者は、日経新聞のワシントン支局長。
関係者らへの丁寧な取材に基づいた、FRB等の金融政策に関する概要が整理されています。
メインはイエレン氏の人柄や政策スタンスについてですが、前議長であるバーナンキ氏や、先進国(欧州、日本)の中央銀行の政策やその変遷についても触れられています。

現在、イエレン氏の手腕が最も注目される政策は、オープン・エンド(無期限)で始まった量的緩和、いわゆる「QE(Quantitative Easing)第3弾」の出口に向けた戦略です。
その「非伝統的な金融政策」と呼ばれる量的緩和のあり方を議論するには、2008年のリーマンショックまで遡る必要があります。

本書では、その未曾有の金融危機に直面したバーナンキ現議長の実施した3回にわたる量的緩和政策(QE1,2,3)の決定過程とその経過が丁寧にまとめられており、
異例の金融政策に関する批判を強める政治圧力に苦慮する姿や、先行しておそるおそる量的緩和を実施していた日銀との相違点を強調する姿勢などが見て取れます。
また、当時のバーナンキ氏の批判に対する2013年の黒田日銀の量的緩和の特徴や、それに関する先進国の評価にも言及されている部分は、なかなか面白いです。
当たり前のことではありますが、各国の中央銀行は、他国の金融政策の動向や成果を互いに注視しているということがよくわかります。

近年、先進国の中央銀行の役割やその影響力が大きく変化しています。
各国の中央銀行はこぞって緩和政策を行い、フォワード・ガイダンスなどコミュニケーション政策を重視するようになりました。そして、中央銀行の政策の動向やその思惑によって、世界の市場や実体経済が大きく左右されるようになっています。
著者はそうした状況について、「本来は経済の黒子である中央銀行がこれだけ注目を浴びる時代は異常」としながら、「世界で中央銀行の力は一段と強大になる傾向にある」と述べています。
その背景にあるものや、現在の中央銀行の役割について、本書から学ぶことができます。

本書は、個々の政策をミクロに眺めながら、その背景を含めたマクロな大局観を持つことができるような構成となっています。
読破するにはある程度の金融の知識が必要とされますが、近年の各国の中央銀行の果たした役割をおさらいし、知識を深めるのに、とても優れた一冊だと思います。
もちろん、FX等の投資におけるファンダメンタルズ分析の前提知識を補強するのにも参考になるはずです。
個人的には、冬休みの調べ学習(その成果は、「FXについて→2014年予想」参照)に大いに役立ちました。

発行年月日は2013年12月20日。
つい最近発売された本なので、けっこう最新の事情まで盛り込まれています。
(当然ながらその前々日に発表されたQE3縮小については触れられていませんが。。)
金融の世界は刻一刻と変化していくので、興味のある方はお早めに読まれることをオススメします。
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