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欧州危機の後退とユーロ高?(ECBとユーロの2013→2014)  


前回の記事に続いて、欧州中央銀行(ECB)とユーロについて、
1年の振り返りと今後の予想をしてみます。少し長いですが、読んで頂けると嬉しいです。



<2013年>
2012年に「ユーロ存続のためにあらゆる手段をとる」と宣言したECBのマリオ・ドラギ総裁。
その後、OMT(南欧諸国の国債をECBが無制限で買い取る制度)を導入して市場を驚かせました。

そんな市場との駆け引きに定評のあるドラギ総裁の2013年のサプライズと言えば、11月の利下げでしょうか。
2012年度も幾度か実施して低金利になっていたところ、さらに過去最低の0.25%まで引き下げてみせました。
このようにドラギ総裁は、利下げなどの緩和政策に積極的な「ハト派」のイメージが強いですね。
2013年後半には、1ドル=1.35ドル超に警戒感を抱いているとの発言もあったようです。

しかし緩和的政策とは裏腹に、2013年、ユーロは各通貨の中でも最も上昇した「最強通貨」となりました。
ユーロドルを見れば、年央に1.27ドル台半ばまで下落した後、1.38ドル台まで実に約1000pips程度上昇しています。

そのユーロ高の主要な原因は、欧州危機不安の後退にあると言われています。
債務危機国であった南欧諸国(ギリシャを除く)の経常収支が順調に改善しており、また、その背後では、危機再燃を防ぐための仕組み(ESM(欧州安定メカニズム)や前述のOMTなど)が整備されています。
これらが市場参加者に安心感を与え、2010年の欧州債務危機以降、流出していた投資資金がユーロ圏に戻ってきていることが、ユーロ高の背景にあるとみられています。



<2014年>
多くの専門家は、2014年もリスクオンの強まりからユーロ高が続くとみているようです。
しかし、ユーロ安に繋がるシナリオはいくつも想定可能で、個人的には、ユーロ売り目線で攻めていきたいと思っています。想定されるシナリオを2つご紹介します。

①デフレ懸念からのECBによる追加緩和

現在、ドラギ総裁はユーロ圏のデフレ圧力に強い危機感を抱いているようです。
11月のサプライズ利下げも、10月のユーロ圏の消費者物価指数が0.7に下落したことを受けたものであり、
今後もデフレ懸念が高まった場合にはECBが追加緩和を行うとの見方が高まっています。

直近で言えば、1月7日(火)にユーロ圏の消費者物価指数の発表が予定されており、
予想を下回るようであれば、追加緩和への期待が高まり、ユーロが下落する可能性があります。

ただ、ユーロ圏の中でも圧倒的な経済の強さを見せるドイツは、緩和政策に反対の姿勢をとっています。
過去にトラウマを持つドイツにとっての至上命題は「インフレを起こさないこと」であるからです。
2013年の年末にはドイツ連銀総裁のバイトマン氏が低金利政策への懸念を表明したことで、年末のダメ押しユーロ高の一因となりました。
今後、どのように政治が働くかわかりませんが、2014年もECBとドイツの対立がユーロを動かすことがあるかもしれません。

専門家の間では、ECBが追加緩和に踏み切る可能性が高いと見ているようです。
その方法としては、次のようなものが想定されています。
・マイナス金利(民間銀行のECBへの預金に手数料を取ること)
・LTRO(民間銀行がECBに証券などの担保を差し出して資金供給オペを受けること)
前者のような実験的な取り組みは面白そうですが、現実性が低いとの意見もあります。
いずれにせよ、ECBがさらなる緩和政策をとった場合、緩和縮小を開始したFRBとの対比からもユーロドルを中心にユーロ安が進むだろうと思われます。

②銀行同盟計画の副作用としての欧州危機不安の再燃

また、ユーロ圏は、現在、ECBによる圏内の銀行を一元的に監督するための体制づくりを進めています。
そして、その2014年11月の一元化に向けて、圏内の銀行のストレステストが実施されることになっています。
ここにユーロ安に繋がるリスクがあるのですが、ストレステストによって銀行の不健全性が次々と明るみになる可能性があるわけです。銀行がストレステスト対策として貸出資金の圧縮を始める可能性もあります。

欧州の金融システムの一元化に向けた取り組みは、上手くいけばユーロ圏の信用の強化に繋がりますが、逆に副作用として欧州危機不安を呼び覚ます危険もあります。
「欧州統合」というテーマはまだまだ大きな実験段階にあると言え、いまだに市場は「欧州危機」というワードに敏感に反応しています。今後もしばらくは綱渡りのような状況が続くことでしょう。
ユーロの動向を見極めるためにも、「欧州危機」に繋がりそうなニュースに反応できるようアンテナを高くしておきたいものです。
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