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使えるマキャベリ のし上がるための心理術/内藤誼人  


使えるマキャベリ のし上がるための心理学 (ちくま新書)使えるマキャベリ のし上がるための心理学 (ちくま新書)
(2011/03/09)
内藤 誼人

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タイトルにひかれて購入。
マキャベリの狡猾なイメージを上手に喚起していると思います。
これは、予想以上にためになりました。

著者はビジネス心理学者。
数多くの心理学関連の著書があるので書店や電車内の広告で見たことある人も多いはず。
一方、マキャベリは、ルネサンス期のイタリアの政治思想家。
性悪説のもと、勝つためには手段を選ばない「マキャベリズム」と呼ばれる超現実的な思想で有名です。
本書は、マキャベリの言葉を引用しながら、心理学の知見を絡めつつ、現代のビジネスへ応用するというスタイルを取っています。

『君主論』に代表されるように、マキャベリの思想は統治者に関するものが主ですが、それがビジネスにおける心構えや戦略に通じることがわかります。
たとえば、マキャベリは『君主論』で次のように述べています。

君主たらんとする者は、種々の良き性質をすべて持ち合わせる必要はない。しかし、持ち合わせていると、人々に思わせることは必要である。いや、はっきりいうと、実際に持ち合わせていては有害なので、持ち合わせていると思わせるほうが有益なのである。思いやりに満ちており、信義を重んじ、人間性にあふれ、公明正大で信心も厚いと、思わせることのほうが重要なのだ。


なんともマキャベリの思想がわかりやすく現れている文章です。
本書を読んでいると、内面と外面をはっきり区別することの重要性を説いている文章がいくつかあります。
あくまで性悪説の立場なので、性格の良さなどはまるで信じていないが、それでいても外見が良ければ問題ない、と言う事です。

著者の解説では、心理学的にも悪い心を「抑圧」しようとすると悪循環に陥ってしまうと言っています。
心理学的には「アイロニック(皮肉)効果」と言うそうで、「○○について考えてはならない」と言われると、皮肉なことに、その禁止された「○○」について考えてしまう、という心理効果です。
つまり、内面に悪い心があったとしても、あるがままを受け入れるべきで、しかし、外見にだけは気を遣わなくてはいけないとするマキャベリの考えは、心理的にも健全であるということです。

マキャベリの思想を見ていくと、イメージどおりの狡猾さと厳しさが伝わってきますが、それと同時に、自らにも厳しいストイックな姿勢がうかがえます。
著者は、高校3年生のときに触れたマキャベリの思想が、現在の執筆活動にも多大な影響を与えていると述べていますが、たしかにマキャベリの言葉はとてもためになる事ばかりです。

ビジネスの世界を上手に渡り歩いていくための術を学ぶ事ができる一冊。
特にストイックな感じが好きな人におすすめです。



一つだけ余計なことを。

本書のあとがきで、最近は「社会貢献」を標榜する企業が多いことに触れ、著者は次のように述べています。
「『社会貢献』などというキレイごとを標榜していると、競争に負けないためのエネルギーが失われてしまうのではないかと私は危惧する。」
企業は貪欲に利潤を追求しなければならない、という主張の中での一文です。

が、この部分については、全くもって反対です。
「社会貢献」の世界は思っている以上に過酷な競争が繰り広げられています。
そして、「社会貢献」への思いは立派なエネルギー源となっています。

世界で最も自由と競争と資本主義の進んだアメリカの現状を見れば明らかです。
企業はこぞって「よき企業市民」を掲げて「社会貢献」にいそしんでおり、
ビジネスの世界で名を挙げた成功者は、ほぼ間違いなく「社会貢献」に金と労力を奉仕しています。

「社会貢献」と「競争」「貪欲さ」は無縁ではない。
さらに言えば、純粋な意味での「利潤追求」とも合致する「社会貢献」も現れはじめています。
色んな意味で、「社会貢献」はアツくて見逃せない分野となりつつあります。

……本の最後の些末な箇所に噛みついてしまい、すみません。
予想以上に良い本であっただけに、最後にどうしても一言添えたくて、書き記しておきました。
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