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ひらめき脳/茂木健一郎  


ひらめき脳 (新潮新書)ひらめき脳 (新潮新書)
(2006/04/15)
茂木 健一郎

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「アハ!体験」って少し前に流行ったのを覚えているでしょうか。

白黒画像を見て、何の絵柄かを考えるのだけれども、なかなかわからない「アハ!ピクチャー」。
動画の一部分が少しずつ変化していくのだけれども、なかなかその箇所に気づかない「アハ!ムービー」。
本書にも、「アハ!ピクチャー」の例が4つほど掲載されています。
気になる方は、画像検索やYouTubeで調べればすぐに出てくるので、試してみてください。

「アハ!体験」とは、ひらめいた時の英語の表現である「Aha!」を用いた脳科学の言葉です。
パッと見ただけでは、何が描かれているのか、何が変化しているのかわからないのですが、じっと見ているうちに、突然「わかった!」という感覚がやってきます。
数年前、そんな「アハ!体験」を「世界一受けたい授業」など多くのメディアが取り上げ、その時にはじめて茂木氏を知ったという人も多いかと思います。

本書では、「アハ!センテンス」なるものも紹介されています。
これは、一見整合性がないかに見えるセンテンスに、あるシチュエーションを与えてやれば、「なるほど!」と意味あるものに思えるというものです。

1つ本書の例を紹介します。

「時速20キロで走る友達と会話をしながら、僕は時速10キロで走った。」

まるで謎かけのようですね。
答えは本記事の一番下に載せましたので、少し考えてみてください。


さて、この「アハ!体験」が一体、人間の脳に何をもたらすのか。
人間の脳は、「アハ!体験」時の0.1秒ほどの間に、驚くほど集中的に神経細胞の活動が脳内で生じ、脳にとっての報酬であるドーパミンが放出されるそうです。
これが、つまり「ひらめき」の瞬間の脳内のメカニズムそのものであると言うのです。

本書では、「ひらめきがなぜ生じるのか」という著者の研究テーマを、脳科学の専門家として解説しています。
ひらめきを生み出す環境、ひらめきと「ど忘れ」の関係、不確実性とドーパミンについてなど、やや専門分野の話も説明されますが、先に「アハ!体験」での感覚を体験しておくことで、イメージしやすくなっています。

著者は、創造性は「体験×意欲」の掛け算で表されると言います。
僕なりに簡潔にまとめますと、「体験」とは、創造性のもとになる記憶を指します。
「創造することと思い出すことは似ている」と述べられていますが、「ど忘れ」の状態から記憶を呼び出す時の感覚と、「アハ!体験」の感覚が似ていると言えばイメージしやすいかと思います。
土台となる記憶の蓄積が豊かであるほど、創造の可能性も広がるのです。

そして、「意欲」ですが、「脳をエネルギッシュに働かせること」を指すそうです。
「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎氏を引き合いにして説明されています。
個人的に思うことを付け加えると、些細な「ひらめき」を大事にすることも「意欲」の内ではないかと思います。


「ひらめき」(≒革新的なアイデア)というのは、いつの時代でも求められるものですが、
脳科学の分野で、ひらめきのメカニズムについての研究が進んでいると思うとワクワクしませんか。
約7年前に出版された本ですが、脳の可能性を感じさせてくれる、夢のある教養書でした。


【アハ!センテンスの答え】
友人とスポーツジムに行き、自分は時速10キロの設定で、友人は時速20キロの設定にしてルームランナーで走りながら会話した。
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