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或る「小倉日記」伝  

『或る「小倉日記」伝』松本清張著、オススメ度75


松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)松本清張傑作短篇コレクション〈上〉 (文春文庫)
(2004/11)
松本 清張

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「宮部みゆき責任編集 松本清張傑作短篇コレクション」なるものの中に一番に挙げられている作品です。なんと松本清張は短編を全部で260篇も残しているというから、宮部氏も選ぶのが大変だったろうと思います。
本作品は芥川賞受賞作品だそうです。サスペンスではなく純文学なのです。

一昔前の文豪と呼ばれる方々の文体には苦手意識があったのですが、読んでみると非常に引き込まれました。
中学校の頃の国語の記憶が蘇りました。授業中は半分寝ていたのですが、後で教科書を一人で読んで森鴎外や夏目漱石の作品に意外と魅せられてしまった、というような記憶です。笑

どうしてあの時代の人達の書く物語は、人間の芯の部分に響くような魅力があるのだろうと考えさせられます。
一つ思うのは、文体が素っ気ないようで力強い。今の作家であればあれこれと説明や描写をふんだんに書き並べて読者の共感を呼ぼうとする作家が多いように思いますが、あの時代の人達の言葉は本当に最小限で、それ故の重さがある。簡潔な文章の中に様々な登場人物の苦悩や感動を想起させる力があります。
また、登場人物の朴訥な感じが良い。特に松本清張の作品に出てくる人々はみな魅力的です。欲望にまみれていたり、奉仕の精神に溢れていたり。そうした人柄が、数少ない会話の一言一言に表れている。この作品で言えば、主人公の田上耕作の苦悩も同情を呼びますが、不憫な見目の耕作と対象的で、誰もが一目置くような美人な母であるふじの献身的な姿が作品を多いに引き立てています。

松本清張のデビューは41歳だったらしいです。それから260もの短編を書き、後世に残るような数多くの傑作を生み出した巨匠の努力を少しでも見習いたいと思います。
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