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選挙ってなんだ?~最年少政令市長が提案する制度改革~/熊谷俊人  


選挙ってなんだ? ~最年少政令市長が提案する制度改革~ (ワニブックスPLUS新書)選挙ってなんだ? ~最年少政令市長が提案する制度改革~ (ワニブックスPLUS新書)
(2013/07/13)
熊谷 俊人

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現千葉市長が選挙の仕組みについて書いた本です。
全国レベルの知名度がどの程度あるのか定かではないですが、僕の住む千葉県では著者の本は結構売れているみたいです。

熊谷氏はNTT出身で、現在35歳。
2009年に全国最年少で市長に当選し、今年5月の市長選で再選を果たしています。
「若さ」と「民間出身」を武器に、大胆な財政再建と前例のない制度改革に積極的に取り組んでいるようです。
トップダウン型の改革が特徴で、ビッグデータ活用にはいち早く触手を伸ばし、ツイッターでは「ハンコ文化」を条例で廃止する事を宣言したりしています。



本書では、当事者の立場から、選挙と政治の仕組みについて丁寧に説明をしてくれます。
公職選挙法がいかに縛りの多い法律か。政治家になるにはどうすれば良いか。
選挙の裏側を覗きながら、選挙に関する知識を学ぶことができるようになっています。

日頃から著者の感じている選挙制度への疑問や矛盾点もいくつか紹介されています。
現在の選挙制度では、有権者の意思が必ずしも政治に反映されるとは言い難い。そんな主張も見受けられます。
選挙運動では候補者の一面しか見ることができないという話も出てきますが、たしかに”最も頑張った事は票を集めたこと”という本末転倒な政治家も少なからず存在するように思います。

自身も政治家でありながら、そうした事実に切り込んでいく著者の姿勢はさすがと思います。
全編に渡って主張が顔を出しているので、市長の理念がよく伝わってきます。



本書では触れられていませんが、千葉市の選挙は“全国最低レベルの投票率”で有名です。
今年5月に再選を果たした市長選の投票率は、なんと31.35%。
有権者の約7割が投票を棄権しているという状況です。
物言わぬ有権者がどう思っているのかわかりませんが、この数字では本当に市民に支持されているのか疑問符がついてしまいます。

じゃあ逆に誰が投票しているのか、と気になって千葉市HPを見ると年代別の投票率が出ていました。
年代が上がるにつれて投票率が上がっており(最低が20代後半の約15%、最高が60代後半の約45%)、若年層の政治への関心の低さがうかがえます。

ちょっと突っ込んで、千葉市の年齢別の人口も調べてしまいました。
千葉市の総人口は約96万人で、そのうち有権者の人口は、約78万人。
これに投票率をかけると投票者は合計で約24万5千人という計算になります。
(ちなみに、投票率が最低であった20代後半の人口は約5万4千人。投票者はたったの8千人となります。)

現市長の得票数は約17万5千票です。
すなわち投票者の約7割の支持を得ていることになります。
しかし、有権者全体の人口で割ると、約22%の支持しか得ていないと見ることもできます。

もちろん、得票率と支持率を単純に同一のレベルで考えることはできないと思います。
ただ現状を見ると、まさに「選挙ってなんだ?」という言葉が、皮肉となって著者のもとへと返ってくるように思います。
本書では「将来の有権者を育てる」姿勢をアピールしていますが、これでは説得力も半減してしまいます。
選挙制度の矛盾を突こうとするのも良いですが、これ以上棄権票を増やさないために、“全国最低レベルの投票率”という目下の課題を解決することが急務ではないかと感じました。
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