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社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた―マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」/小暮真久  


社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」社会をよくしてお金も稼げるしくみのつくりかた――マッキンゼーでは気づけなかった世界を動かすビジネスモデル「Winの累乗」
(2012/10/19)
小暮 真久

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本書の著者は、マッキンゼーで働いた経験のある社会起業家です。
NPO法人「TABLE FOR TWO」の創設者であり、2011年にはシュワブ財団・世界経済フォーラム「アジアを代表する社会起業家」(アジアで5人)に選出されたそうです。

いま、社会起業家が注目され始めています。
僕がNPOに関係した仕事に携わっているから目に入りやすいというのもあるのでしょうが、書店に並ぶ本を眺めているとソーシャルビジネスに関する本が目立つようになってきたと感じます。
特にマッキンゼーやマイクロソフトなどの大企業の職を辞し、自身の頭脳を活かした社会貢献を行っているという例が際立っていると思います。

『社会貢献でメシを食う』(竹井善昭著)からもわかるように、社会貢献をビジネスと捉える風潮が、ようやく日本にも広まりつつあるのでしょう。
日本企業も、アメリカの「良き企業市民」と言う理念を輸入し始め、CSR活動を経営戦略に組み込んで積極的に展開している所が増えているようです。
ただ、本書でも触れられていますが、「エコでも何でも、何か社会を意識したことをやっているのが潮流だから」というような経営者の考えが透けて見える企業もあるように思います。

しかし本書では、単なる慈善事業にとどまらず、本業で経済的価値を追求しながら社会貢献を行うことができる、というモデルを多くの実例とともに示しています。

本書の内容を一言で説明すると、利害関係者全てにWinが広がるビジネスモデルを作ろうというものです。
具体的には、3Cをアレンジした5C(Company(仲間)、Customer(対象者)、Community(地域)、Contributor(出資者)、Cooperator(協業者))のそれぞれのハッピーを作るべきだと主張しています。
これを実現することは、NPOだけでなく、新しいマーケットに進出しようとする企業にとっても得だよね、といった内容です。

企業の場合にもっぱら想定されているのが、近年注目を集めているBOPビジネスです。
BOPは「Base Of Pyramid」の頭文字で、インドやアフリカなど開発途上国の市場を指しています。
そうした地域での社会貢献と言うと、「持てる者」から「持たざる者」へ一方的に支援を行う「善意の押しつけ」というイメージを抱いてしまうかもしれません。
が、それぞれの関係者のWinを意識することで、本業のビジネスで利益を上げながら「社会を良くする」ことが可能となります。

例えば、本書ではポカリスエットの例が挙げられています。
大塚製薬のポカリスエットはインドネシアで爆発的に売れているそうです。
進出当初は苦戦していたようですが、成功の理由として、①現地住民に熱中症やデング熱などの予防になることを地道に訴え続けたこと、②イスラム教のラマダンの最中、日没後に最初に口にする飲料として推奨したこと、が指摘されています。
これは、現地の文化や風土に配慮しながら、地域コミュニティにWinをもたらす戦略をとった結果です。
今ではポカリスエットがインドネシアの多くの人々の命を救い、健康を守っています。
本業のビジネスと社会貢献が同時に実現された好例だと思います。



“いかにして新しいマーケットで現地の人々に受け入れられるか”
それは現代の日本企業にとっては、死活問題であると思います。
人口減少に少子高齢化で、国内市場は頭打ちの状態です。企業が成長を続けるには、外へ向かって行くしか道はありません。ユニクロも楽天も、社内英語公用語化という選択は生き続けるために絞り出した一つの知恵です。

生活必需品である醤油を売っていたキッコーマンが、国内需要の限界にぶつかってアメリカ市場への進出を決めたのが40年前。その時に掲げた戦略が「経営の現地化」でした(『国境は超えるためにある』茂木友三郎著)。
本書で主張されている「Winの累乗」も、その延長線上にあるものと言えます。

社会貢献とビジネスの垣根をなくし、すべての関係者がハッピーになるビジネスモデルを。
そんな夢物語を描ける企業こそが、今後の社会を生き残っていく事ができるのだろうと思いました。
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