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2013年07月の記事一覧

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国境は越えるためにある/茂木友三郎  


国境は越えるためにある国境は越えるためにある
(2013/06/07)
茂木 友三郎

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現キッコーマン株式会社取締役名誉会長の著作。
著者は、千葉県の野田市でしょうゆ醸造を代々担ってきた家系の生まれです。
本書は日経新聞の「私の履歴書」を編集したものですが、著者のお父様も同コラムに登場した事があるそうです。父子二代の登場は極めて稀だとか。

内容は、野田のしょうゆ醸造や留学時代の思い出話などから始まりますが、やはりメインはタイトルから推察される通り、アメリカ進出の話となります。
キッコーマンがアメリカのウィスコンシン州に現地工場を建設したのが1973年。今年で40周年を迎えます。
今でこそ企業の海外進出は社会問題化していますが、当時としてはかなり先進的だったろうと思います。

キッコーマンの主力商品は言うまでもなく醤油ですが、生活必需品の売れ行きは、良くも悪くも景気の影響をあまり受けません。
高度経済成長期、キッコーマンは国内の需要が頭打ちとなり、多角化と国際化の検討を進めていました。
国際化するにあたってターゲットとしたのがアメリカです。当時、アメリカでは「化学しょうゆ」が主流だったのですが、圧倒的にキッコーマンの醤油の方が優れている。
そこで、アメリカには潜在的需要があると考え、著者は本格的にアメリカ進出を検討することとなります。
その過程で、コストとの兼ね合いや現地の反対など、多くの問題、トラブルに悩まされます。

その一つを紹介すると、現地の人々の反対です。
ウィスコンシン州の農地への工場の建設を予定していたのですが、環境破壊への懸念や土地を手放すことへの抵抗感から、計画段階で現地の反対にあいます。
そこで著者らは、公害を出さない事、農家と共存できるアグリビジネスである事を強調し、時間をかけて丁寧な説明をすることで、住民の大半の理解を得ることに成功します。
ただ、着々と進む工事の傍らで、著者は少数の反対意見を気にし続けていました。住民全員に「キッコーマンの工場ができてよかった」と思ってもらうための方法を考え続けたそうです。

著者は巻末の対談にて、海外進出の要諦の一つとして「経営の現地化」を挙げています。
キッコーマンの場合、現地の企業とできるだけ取引をし、限りなく現地の人を採用したそうです。
”現地と同化する”というのが、現地の理解を得るための答えだと著者は判断したようです。
その判断が正しかったことは、現在、アメリカにおいて“しょうゆ=キッコーマン”と捉えられていることや、2007年にアメリカ上下両院にてキッコーマンの活動を讃える感謝決議案が提出されたことなどから、明らかです。

アメリカでは「よき企業市民」の考えが、非常に重視されるようです。
まだ日本には充分に浸透していない文化ですが、既にグローバルスタンダードになりつつあります。
日本企業は海外進出にあたって、「企業の社会的責任」を勉強することが必須となっているそうです。
そこで重要なのは、やはり”現地の人々に受け入れられる企業となる”ことだと思います。
キッコーマンは、そうした点において、日本企業にとって海外進出のモデルとなるのではないでしょうか。

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category: 一流の仕事力

thread: 読んだ本。

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ポジション追加はFOMC発表後。注目はユロドル  

久々に気持ちの良いアタリを引きました。
豪ドル安を狙った注文は、仕掛けた餌に食いついたかと思うと、ぐいぐいと含み益を引き伸ばしてくれました。
RBA総裁の発言がキッカケでしたが、市場は8月の更なる利下げを織り込み始めているようです。
今のところ、あわせて+300pips。
今後も豪ドル安が続くと見ているので、なるだけ粘ってから利益確定をしたいと思います。
7月は成績が振るわなかったので、8月の挽回に向けた弾みとなればと願っています。

今夜、と言うより明日未明ですが、FOMC声明発表があります。
これ次第で相場の方向性が大きく動きそうです。
注目しているのはユロドル。
上昇トレンドではあるのですが、ここ一週間はずっと1.33台を試しながら超えられずにいます。
本日のFOMCではフォワードガイダンス変更の噂も広まっており、利上げの基準となる失業率のターゲットが引き下がる可能性があるとのことです。
もしそうなれば一気にドル安が進み、ユロドルは1月末以来の1.35台を目指す動きとなることも予想されます。

ただ、実際にどうなるかは声明文次第です。
反応は上がるか下がるかの二択ですが、発表前は期待先行の動きが見られると思うので、予め仕掛けるのが難しい。かと言ってライブで観戦できる時間でもないし。
と言うことで、ポジション追加については明日の早朝に考えることにします。。

category: トレード日記

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言葉の力/猪瀬直樹  


言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)
(2011/06/09)
猪瀬 直樹

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現都知事の猪瀬氏が副知事時代に記した新書です。
都知事就任後は、Twitterのアカウント取得を都庁各課に命じたり、日本の標準時間を二時間早める提言をしたりと、良いとも悪いとも言える、評価の難しい事ばかりやっているなぁという印象がありました。
しかし、本書で語られる「言語技術」に関する内容については、僕は全面的に賛成です。

著者は、日本の「言葉の力」の低下を憂い、もっと「言語技術」を磨くべきだと主張しています。

「言語技術」とは何か。
言語によって相手に意思を伝える技術のことです。論理的に物事を伝える技術、と言い換えても良いかもしれません。わかりやすい例として、次のような記述があります。

「たとえば『この部屋の様子を1分間で説明せよ』と言われたら、ふつうは見えたものからランダムに描写しがちだが、グローバルスタンダードの言語技術では、必ず時計回りに説明する。またある絵画を見せられ、そのテーマを問われたら、差し込む陽の光の角度で時間を推測し、置かれている道具から主人公の背景を探る。こういった解析は、言語技術においてあたりまえのスキルだ。」


前者については、真正面の物から説明を始めると、説明があっちに行ったりこっちに行ったりして聞き手が空間を映像として把握する事ができないためです。
後者は、「とても素晴らしい」「可愛そう」などの形容詞ではなく、事実を並べて論理的に鑑賞することで、はじめて自らの直感を相手に伝えられる、ということです。
こうした訓練は、特に日本人は不得手な分野ですが、欧米では学校の授業で鍛えさせられるのだそうです。

さすが作家と思わされる部分も多くあります。大変参考になった部分の一つを、引用します。

「僕は作家として言語技術を磨いてきた。風景を言語だけで映像として伝えなければならなかったからだ。風景を伝えるには、形容詞をいくら重ねてもわからない。空間を構成的にとらえて、論理的に説明する必要がある。そうすると色や形などディテールの存在感が増してくるので、結果的に感性でとらえているな、と思われるのである。ただ感性だ、感性だ、と強調しても、感性が研ぎ澄まされるわけではない。」


すぐに平易な形容詞に逃げてしまう自らの言語技術を恥じ、反省しました。



確かに、周囲を見渡してみると、中身のない文章や言葉が溢れているように思えます。
頭の中の思考はすべて言語で行われているのですから、その土台となる言語技術が空疎なものであれば、必然的にアウトプットも稚拙なものになってしまうでしょう。

本書でも触れられていますが、日本人の「活字離れ」が叫ばれて久しいです。
都庁職員でも、1ヶ月に読む本の冊数が3冊以下の人が60%を超えるそうです。10冊以上となると、わずか7%。そう考えると、少しだけ優越感に浸れます。笑

改めてこのブログを始めて良かったと感じました。
インプット、アウトプットを共に鍛えるのに適したツールであるという当初の確信は今も変わっていません。
まだまだ自分の言語技術は未熟ですが、日々研磨していきたく思っています。

category: 書く技術、伝える技術

thread: オススメの本の紹介

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円買い進むか?  

日経平均は続落が続いています。昨日の終値は約1万3660円。
目立った下落要因もない中、海外投資家の”気分”に踊らされているような感じも受けます。

一方、ドル円については、つられて大きく崩れることはなく、日足の雲の下限に支えられている状況です。
雲を下抜けしたら、遅行スパンもローソク足を下抜けし、三役逆転が完成しそうな気配。
どうも円買いの圧力が強いようですが、ショートを仕掛けるのはその流れを見極めてからでも遅くないと思っています。押し目買いは、今の状況では不安なので狙いません。

注目している豪ドル関係については、大きな動きを見せず、ノーポジションのまま。
今日の豪経済指標の発表やRBA総裁の発言などで、流れに変化がみられるか。
ブレイクした地点で掴めるよう準備はしています。

category: トレード日記

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経済のことはみんなマーケットで学んだ/藤巻健史  


経済のことはみんなマーケットで学んだ ~外資で働き、金融で成功する方法~ (徳間ポケット)経済のことはみんなマーケットで学んだ ~外資で働き、金融で成功する方法~ (徳間ポケット)
(2012/10/23)
藤巻健史

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ディーラーの世界で「伝説」と呼ばれるまで成功をおさめた藤巻氏の自叙伝。
抜群の成績を収め、外銀で唯一(当時)の日本人支店長に抜擢され、その一挙一動に世界中のディーラーが注目し、その進退が新聞でも報じられるほどですから、ビジネスパーソンとして成功した人物と言って異論はないでしょう。当然、報酬もしっかりともらっている様子が本書からうかがえます。

記憶力が良いのか、本書では、仕事の内容の話だけでなく、プライベートでの出来事や米国留学中の小ネタなどをたくさん語ってくれているので、とても面白いです。
まえがきで触れられていたように、イメージとしては日経新聞の「私の履歴書」のようなものです。
自分では直接体験できない世界を覗いてみる事ができる、という読書の醍醐味を味わう事ができます。

本書を読むと、著者が自分の人生にとても満足しているのがよくわかります。
言ってしまえば、仕事もプライベートも上手くいったという「自慢話」でしかないのですが、嫌味はなく、純粋に羨ましいと言う気持ちが湧いてきます。
仕事に苦しんでいる人は、意欲と勇気も与えられるかもしれません。

性格は、真面目で負けず嫌いで小心者。
(比較するのもおこがましいですが、自分の性格と似ていると少し思っています。)
そうした性格の著者を成功に導いたのは、新卒時代の営業の経験が大きいようです。
そこで精神的、肉体的な苦痛に悩まされながらもトップの成績を獲得しているのですが、その「死ぬほど働いた」経験があったからこそ、積極性と自信を身につける事ができたのだろうと思います。
本書の中でも、その時の経験が強気となって背中を押す場面がたびたび見られます。
「自分はあれだけやったのだから、どこへ行っても通用するはずだ」という経験と自信は何をもってしても代え難いものだと思います。

最後に、著者の言葉の中で、最も胸に刺さった言葉を書き残します。
「人間、一生に一度や二度は死ぬ気で勉強する必要があると思います。そんな時期には、皆、限界まで勉強すると思いますが、さらに人の上に立つためには、その限界を半歩超えて勉強しなくてはなりません。ほぼ限界まで勉強する人と、限界をちょっとだけ超えて勉強する人間。そのほんのちょっとした差で、後に大きな差が出るのだと思っています。」
限界プラスアルファの努力を心掛けたいと自分に言い聞かせました。

category: 一流の仕事力

thread: ビジネス・起業・経営に役立つ本

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声がみるみるよくなる本/福島英  


CD付 声がみるみるよくなる本CD付 声がみるみるよくなる本
(2004/08/27)
福島 英

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コミュニケーションにおいて、話し手の印象の93%が、内容以外の要素で決まってしまうと言う「メラビアンの法則」はあまりにも有名です。
ビジネスでも人生でも「声で損している」と感じている人は意外と多いと思います。
僕の場合、声は弱いし、滑舌は悪いし、録音した自分の声を聞くと「こんな声を晒して他人と接しているのか」と、それだけで生き恥をかいているような気になってしまいます。。
「もっとハキハキした声が出せたら」「優しい声が出せたら」、そんな思いで本書を購入してみました。

本書は声についての知識の説明から、姿勢や腹式呼吸、発声練習、発音練習など、「良い声」を出すために必要なことを広くカバーしています。「ヴォイストレーニングの入門編」のようなものです。
「声をよくする3箇条」として、次の3つが挙げられています。
1.声について知る 2.自分の声を認識する 3.必要なヴォイストレーニングをする
「良い声」のイメージをつくり、自分の声と向き合いながらトレーニングを行うということ。
「目標を具体的に意識し、現在地との距離を測って、目標達成に必要な訓練を行う」というのは、あらゆる勉強、トレーニングに共通する鉄則です。

当然、本書で紹介される簡単なトレーニングを実践してみました。
まず、嫌でも自分の声と向き合わねばなりません。iphoneに何度も自分の声を吹き込まされました。。
その時の例文が良かったので書き残しておきます。
「なぜ話すのが苦手なのか?この答えは簡単です。話のトレーニングをしていないからです。それは話し方だけでなく、話を伝える声の使い方にも原因があります。多くの人は話すときに、声にまで神経を使っていないのです」
意識しないと「良い声」は出ないと言う事です。逆に言えば、普段から「良い声」を意識するだけでも違ってくるのだと思います。

本書では、他にも腹式呼吸の方法や、実践的な発声、発音練習(アナウンサーや役者などが実際に行っている練習法)を数多く紹介してくれています。
息苦しい声や、ダミ声、舌足らず、声に張りがない、などの解消法も紹介されており、「声」全般に悩みを持っている人なら誰でも参考になる所があると思います。
勿論、より良い声を磨きたいと言う人も必見です。



ビジネスにおいて、「声」と言うのは、意外と盲点なのかもしれません。
言葉遣いを覚える、論理力を鍛える、パワポのスライドを簡潔にまとめる、ジェスチャーを効果的に用いる、と言った事を実践するビジネスパーソンは多いでしょうが、「声」を磨いているという人はあまり聞きません。
ただ、「メラビアンの法則」によると、聴覚情報(声の質、テンポなど)が聞き手の印象に占める割合は38%もあります。
「声」を磨く、というのがライバルに差をつける一つの要素になるかもしれません。
僕の場合は、苦手意識を抱いていると言うのもありますが、ヴォイストレーニングの教室に通ってみるという選択肢も検討しようかと本気で考えています。

category: 上記以外のビジネス書

thread: 読んだ本

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今週の注目は豪ドル(対ユーロ、対フラン)  

日経平均は大幅な続落が続いています。
円上昇や振るわない企業業績などが要因のようです。
参院選で圧倒的な支持を受けたアベノミクスですが、市場の目は厳しく、政権の勢いや姿勢ではなく具体的な成長戦略の中身を見極めたい、といった気配を感じます。
このような不安定な相場が続く限り、消費税増税も先延ばしにせざるを得ないのではないか、と思います。

ドル円は、25日の深夜から持ち合いの関係は崩れ、一時98円を割るまで下落が加速しました。
押し目買いを狙いたいのですが、どこまで落ちるのかは見極めがつきません。
最近は負けが続いているので、確実に底をついたのか慎重に判断した上でロングを投入したいです。

今週注目しているのは、豪ドル関係。特に対ユーロ、対フランです。
豪ドル安のトレンドはまだ続いています。
日足で見ると、対ユーロでは1.44台、対フランでは0.85台をそれぞれ上限、下限として、何度もブレイクを試しているような様相です。
徐々に幅が縮まっていることから、今週あたりに高値更新、安値更新がみられるのではないかと予想しています。
ブレイクした所を拾えるように仕込んでおきたいと思います。



全体的にボラティリティの低い相場が続いていますが、今週から再び活発に動き出しそうな気配があります。
FOMCの金利発表やECBの政策発表、そして米雇用統計などが控えているためです。
米緩和政策の縮小観測については、既に市場は年内開始を織り込み始めているとは言え、実際どうなるかは米の経済指標次第です。
緩和政策への思惑はまだまだ市場を振り回してくれそうです。

category: トレード日記

thread: FX(外国為替証拠金取引)

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交渉術/佐藤優  


交渉術交渉術
(2009/01)
佐藤 優

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TPPは日本が合流してから初めての交渉会合が閉幕しました。
その内容は極秘扱いのため国民への情報公開は限られており、TPPの影響を被る関係者はキリキリしているようですが、まだ交渉の余地は多く残されているといった声明もあり、ぜひとも今後、国益を最大化させるべく積極的な交渉に期待したいものです。

今回の日本側の交渉を率いる鶴岡交渉官の肩には相当のプレッシャーと期待がかかっていると想像されます。
非常に優秀な交渉官なのでしょう。今月末からは、すぐに日中韓FTAの交渉会合にも“転戦”するそうです。ハードですね。

さて、本書では、今回のTPP交渉と同じく国益を背負って交渉を行う日本人と実際の交渉の様子が描かれています。
交渉下手と言われる日本人が本気を出した時の交渉力はいかほどのものか。本書を読めばその実力を知る事ができます。

ただ、一般的に想像される交渉とは異なるかもしれません。
と言うのは、実際の交渉のテーブルでの話は一切登場しないためです。
全て交渉の場の外で行われている取引や駆け引き、罠などに関する話。本当の交渉とは、見えない所で行われているのだと思い知らされます。

それにしても描写が生々しい。
章見出しを挙げると、「私が体験したハニートラップ」「賢いワイロの渡し方」「私が誘われた国際経済犯罪」などなど。どれも誇張ではなく、事実ばかりです。
当然のように法に触れるような事も多々あります。しかし、それらは外国での出来事で、どれも揉み消されてしまったものばかり。法律というものは、必ずしも皆一様に適用されるものではないという現実を教えてくれます。

読み物としては非常に興味深いですが、一般人にとっては非日常な世界の話です。しかしそこには、実際にそうした事例に立ち会ってきた著者ならではの現実感が添えられています。
公にして大丈夫なのかと思われる裏側が、非常に克明に描かれています。ボカしているのは個人名程度。
政治外交の世界では、一般人にしてみれば「そこまでやるのか」と思ってしまう交渉術が巧みに展開されている事が本書を読めばようくわかります。
国益の為なら何でもやるのが外交なのだ、との自負のこもったメッセージを感じます。

全て外務官僚時代の話であるため、北方領土問題におけるロシアとの交渉、鈴木宗男氏(著者は所謂"鈴木宗男事件"の当事者であり、一連の事件で逮捕されている)との関係がありありと記述されています。
政治外交における危ない裏側の世界に興味のある人には、オススメです。

category: 一流の仕事力

thread: 読んだ本。

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伝える力/池上彰  


伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

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今回の参院選でも前回の衆院選に引き続き、池上さんは大活躍だったようです。
視聴率で言えば、民法トップの“支持率”だったそうで。
率直な疑問をぶつける事ができるのは、やはりそれなりの知識や見識に裏打ちされているからです。逆に言えば、これまで勝手にタブー視してきた人々には、それだけの実力がなかったということ。
一方で、政治家の中には今回、事前にインタビューを断った人も多くいたそうです。そうした政治家は「逃げた」と思われても仕方ありません。
質問する側、答える側の両者ともに、もっと質問力を鍛える必要があるのだろうと思います。

本書は、阿川さんの『聞く力』と同様、コミュニケーション術に関するベストセラー。
『伝える力』と銘打っているだけあって、内容はわかりやすく、伝えたい事がよくわかります。
言われてみれば当然の事であるのに、なかなか実践できていない。
そんなビジネスパーソンとしての心構えが著者の経験談とともに説かれています。
『聞く力』と同じように、自らの普段の言動をチェックし直すための本として読むのが良いと思われます。

個人的には、文章力を上達させるための心構えが勉強になりました。
僕がやっているように「ブログに書く」という方法も紹介されています。
しかし、論旨が明快であるか、文章が洗練されているか等、おざなりになっている部分もあります。
さらに、“つかみ”を意識しているか、主張に関連したエピソードを入れているか等、プラスアルファのコツも勉強になりました。
本書で紹介されているように、自分に対してツッコミを入れる「もう一人の自分」を育てながら、「伝える力」を上達させていきたいと思います。

category: 書く技術、伝える技術

thread: 読み聞かせ

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下剋上の時代を生き抜く即戦力の磨き方/大前研一  


即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)即戦力の磨き方 (PHPビジネス新書)
(2006/04)
大前 研一

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ミスター・マッキンゼー、大前研一氏による啓発書。
先週の「週刊東洋経済」でマッキンゼー特集を読んでから、マッキンゼーの頭脳への興味が膨らみ続けています。「イシューからはじめよ」と大前氏の新書三冊を立て続けに古本屋で購入してしまいました。

本書は、2006年に書かれたもので、世界で闘えるビジネスパーソンを想定し、そのために磨くべき力を解説しています。
著者自身がアントレプレナー(起業家)育成の学校を手掛けていることもあり、
これから活躍するべき世代にとって何が必要かを、自身の経験をもとに真剣に考察されています。
相変わらず、旺盛な知識欲に基づいた鋭い視点と豊富な経験は大変参考になります。

冒頭で語られるのですが、アメリカのビジネスパーソンは三十代で完成することを念頭に置いているそうです。
例えば、35歳で社長をやり、40代で一儲けをして、余生をカリブ海で過ごす。そんなアメリカン・ドリームを多くのビジネスパーソンが頭に描いているのだとか。
四十代、五十代になってようやくエスカレーター式に重要なポストに就くといった日本社会の在り方に甘んじている日本のビジネスパーソンとは大違いです。
自明のことですが、理想の着地点を自ら定め、主体的に行動している人間の方が、何事も必死になって努力するはずです。危機感を持たなくてはいけない、と感じました。

本文中では、断定的な口調で他者を非難する部分は多くありますが、
特に日本のビジネスパーソンはよくこき下ろされています。笑
「普段会社のなかを見回せば、みなドングリの背比べ。そんなところでぬるま湯に浸かっていても、危機感は湧かない。それで入社十年無事に過ごしてしまうと、残る二十五年もこのまま行ってくれたら、という保守的な気持ちになってしまうのだ。」
そんな人生は送りたくないと願いますが、周囲の環境の力をあなどる事はできません。
”右へ倣え”が一番楽なのですから、つい気を許したら最後、ずるずると引きずり込まれてしまいそうです。

他にも、「『値札』と『名札』を手に入れよ」という話がありました。
「『値札』というのは、労働市場におけるその人の値段のことだ。」
「一方、『名札』というのは、お前はいったい何ができるんだということだ。」
「誰が見てもわかる『値札』と『名札』を持っている人は、この先会社や国がどうなろうが、絶対に生きていける。ジャングルで生きていくための強力な武器になるのである。」
「実際アメリカのビジネスパーソンは、この『値札』と『名札』のことしか考えていない。彼らは会社も、自分に『値札』と『名札』をつけるのに利用できるかどうかで選ぶのだ。いまだに一流企業に勤めていることがステイタスだと思っている日本のビジネスパーソンとは大違いだ。」

それに関連し、社内営業だけで三十、四十代を潰してしまうような古い日本型社会とは決別し、どこへ行っても通用する自分自身の価値を高めることに心血を注ぐべきだ、といった内容のメッセージもありました。

いくら仕事に精を出しても、社外では通用しない事ばかり。今は、井の中の蛙になる事を最も恐れています。
常に社外へ、世界へと目を向け、もっともっと勉強せねばと気を引き締め直しました。

category: 身に付けたい仕事術

thread: ビジネス・起業・経営に役立つ本

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ドル円持ち合いのブレイク狙い  

ドル円は5月22日の高値103.73から綺麗に右下へ描かれるレジスタンスラインに頭を抑えられています。
ただ、下値も底を上げてきており、所謂"三角持ち合い"の様相。
今月末までには上下いずれかにブレイクする事が予想されます。

そこで、上方へのブレイクに掛け、101円に逆指値のロング注文を置いてみました。
妄想シナリオでは、本日発表の失業保険の結果を受けて上方へ抜けるのでは、と期待してます。
下へ抜けると言うシナリオも充分に考えられますが、その場合は充分下がった所で押し目を狙いたいと思います。
長期的にはドル円は上昇するとみられます。



AUD/USDショートポジションは、昨日の豪物価指数発表時の瞬間的な高騰にさらわれ、損切り決済されてしまいました。
しかし、予想より少し低い結果を受けて利下げ観測が強まったのか、その後はぐんぐんと下落。
損切りしていなければ、、と悔やまれます。損切りライン設定の難しさを痛感しました。

category: トレード日記

thread: FX(外国為替証拠金取引)

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聞く力―心をひらく35のヒント/阿川佐和子  


聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)
(2012/01)
阿川 佐和子

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昨年のベストセラーを、遅ればせながら読んでみました。
読者の多くを男性が占める新書において、
女性に広く支持されたのがヒットの要因の一つと聞いた事があります。

テーマは、タイトルの通り『話を聞く』ということ。
インタビュアーや司会としての著者の豊富な経験談が綴られています。

僕もコミュニケーションが得意な人間ではありませんが、
「人の話を聞けない人」は結構いるんだなぁと、他人を観察していてよく思います。
結局、自分の思っている事を言いたいだけじゃん、ってツッコミを入れたくなります。
まぁ、人の事を言えるかどうかと、ふと自身を振り返ってみれば、僕もそうした所がなくもないかもしれないと、いま反省しました。
誰だって自分の思いを聞いてもらいたいのだ、ということで。。

さて、本書の感想に戻りますが、これは所謂ノウハウ本としてではなく、エッセイのような読み物としてウケたのだろうなぁと思います。
著者も「インタビューが得意と思ったことはないし、聞き上手ではない」とひたすら恐縮していますが、タイトルから想像されるインタビューや相槌などのテクニック的な考察は、ほとんど語られません。
ひたすら経験談で、話もあっちへ行ったりこっちへ行ったりで、まとまりがない。
学べる事と言えば、謙虚な姿勢くらいでしょうか。
(もちろん、相手の話を面白がって聞く、などの心構えのような話は、自分の普段のコミュニケーションをチェックし直す良い機会を与えてくれます)

一方で、読み物として捉えると、とても面白いです。
ずっと漫談のような軽い語り口で、その口調に著者の人柄がよく表れています。
芸能界という、ある種、非日常的な世界での経験談なのに、著者の持つ庶民的な感覚には親近感や同情を覚えずにはいられません。
阿川さんのような人でもこれほどみみっちい事を考えているんだなぁと思う事ができれば、ふっと気持ちが軽くなること請け合いです。

著者のチャーミングな人柄から、他人とより良い関係を築くコツ、心の持ち方を教わる事のできる一冊です。

category: 身に付けたい仕事術

thread: 読んだ本の紹介

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参院選の影響はどこへ・・・?  

参院選も終わり、自民圧勝を受け、強い政治の実現への期待から、株高円安へ!
そんな予想をしていたのですが、蓋を開けてみれば全く違いましたね。
昨日は、円安方向への窓開けから始まるだろうと思っていたのは、僕だけではないはず。。
期待されていないのか、それとも当然視されているのか。
「市場は既に織り込み済みだった」と見られているようですが、それにしても市場の反応は冷めているなぁという印象です。

先々週、先週と負け越しており、七月第一週のプラスの貯金を失いかけていたところ。
そして今週、早々にドル円ロングの失敗で、呆気なく今月の成績はマイナスへと転落してしまいました。

いま手持ちのポジションはAUD/USDのショートのみ。
こちらも予想に反して下落の兆しを見せてくれません。
金も上昇しているようですし、豪ドルも底の堅い動きを続けています。
どうもこちらも、残念ながら損切りの可能性が高そうです。。
(ちなみに7/11の高値である0.9304よりほんの少し高いラインに逆指値を置いています。)
上方へのブレイク狙いで攻めた方が正しいのかもしれません。

少し頭を冷やした方が良さそうです。
相場が読めない内は、自分のカンに頼らず、大人しく傍観者に徹したいと思います。

category: トレード日記

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イシューからはじめよ/安宅和人  


イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
(2010/11/24)
安宅和人

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知的生産を高める思考法を身に付けるための本です。
先週の『東洋経済』によると、“マッキンゼー新入社員の必読書”とのこと。
これを読めば、少しでもマッキンゼー社員に近づける。そんな期待と共に購入しました。

堅苦しい本かと思いきや、噛み砕いて説明されているため、とても読みやすい。
しかも内容が素晴らしい。間違いなく一生使える“知的生産のマニュアル”です。

本書の内容を一言でまとめると、タイトル通り「イシューからはじめよ」と言うことです。
知的生産の仕事において、いかに生産性を高めるか。
ここで言う生産性とは、「どれだけのインプットで、どれだけのアウトプットを生み出せたか」であるとし、単に「生産性向上のために効率を重視する」というアプローチと区別しています。
そう前置きしたうえで、著者は、生産性を高めるには“本当に答えを出すべき問題(=イシュー)を見極めるべきである”と断言します。
つまり、「イシュー(の見極め)からはじめよ」ということです。

世の中のあらゆる問題のうち、イシューは2~3%とのこと。
そのため、本質的な課題を見極め、残る98%の問題を削るという作業が、生産性を高めるために何より必要な作業となります。
キーワードは「問題を見極める」「イシューの質を上げる」「知り過ぎるとバカになる」「やることを削る」「答えが出せるかにこだわる」です。
本書では、その意味の解説と共に、それぞれの手法を惜しみなく紹介しています。

この一冊を読めば、イシューの見極めから、仮説、ストーリーラインの立て方、そして論理的なプレゼンテーションまで、知的生産に必要な一連の過程について、順を追っておさえる事ができます。
それぞれの段階において、どういったアプローチで考えれば良いのか。
どの項目においても、本質にこだわった、わかりやすい説明がなされています。
まさに“知的生産のマニュアル”とも言うべき内容で、非常に懇切丁寧な作りとなっています。
この内容で数万円の講座を開く事も可能でしょう。これで1900円は大変お買い得です。

読み終えると、何だか今すぐ課題を与えられれば一流の知的生産が可能になりそうな気が湧いてくるのですが、実際に使いこなせるようになるまでは相当の訓練が必要なのだろうと思います。
あれこれ考える前に、実践あるのみ。意識して練習を重ねていきたいと思います。

category: 身に付けたい仕事術

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【映画】みなさん、さようなら/中村義洋監督  


みなさん、さようなら [DVD]みなさん、さようなら [DVD]
(2013/06/05)
濱田 岳、倉科カナ 他

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外事警察とは両極端な作品ですが、こちらもオススメな一本。
タイトルだけ見ると、鬱っぽい映画を想像するかもしれないですが、中身は全く違います。

団地で一生住み続けるときめた少年の生き様を描いた青春コメディ映画です。
「みなさん、さようなら」とは、小学校のクラスで下校前に皆で発する挨拶を指しています。
中村監督のほの温かい作風(『ポテチ』のような)が好きで、本作にも手を出してみました。


本作品の見所は、主人公のひたむきさと恋愛。青春を感じられます。
あと、12歳から30歳までを違和感なく演じ切った濱田岳も素晴らしいです。

もどかしくて、ドキドキして、ちょっとエッチで、ほろ苦くて。
そんな青春がまさかまさか団地に全て詰まっているとは。
社会人生活に揉まれて純度100%の青春を忘れてしまった人には、ぜひオススメです。


内容の紹介をしますと、テーマの一つは団地の変遷。
今は団地と言えば古い住宅街のイメージですが、先進的でヨーロッパ風と捉えられていた時代もあったのです。
それを示す1980年代のテレビ映像(本物?)が導入部分として採用されています。

しかしやはり、団地は都市への人口流出や少子高齢化など、次第に廃れていきます。
本作においても、途中、外国人や高齢者の呼び込みなどの策が打たれるのですが、時代の流れに逆らえず、商店街はシャッター通りと化し、次々と団地は取り壊されてしまいます。


そして、もう一つのテーマが団地に縛られた生き方。
主演の濱田岳は、団地の中で生きていくと言い続け、団地の外には一歩も踏み出さないという変わり者です。
そのため、団地の外にある中学校も通わずじまいで、勿論、就職先も団地の中。
その代わり、「団地を守る」という意気込みのもと、毎日筋トレとパトロールを欠かしません。

しかし、時が流れるにつれ同級生はどんどん団地から引っ越していき、上述のとおり団地自体も廃れていきます。
その中で、主人公は団地から出る事ができるのか否かというのが、焦点の一つとなっていきます。

団地から出られないと言うのは、一種のアナロジー(類比)と捉える事もできます。
誰しも、幼い頃から形作ってきた、自分だけの“心の活動範囲”があると思います。
良くも悪くもそこから外に踏み出して考え、行動する事ができない。

それは作品内で主人公が言うように“自分で決めた事だから”という貫徹の表れでもあります。
が、しかし主人公はそこから一歩踏み出そうとすると身体が拒否反応を起こしてしまいます。
まるでしつけられた犬のように、いつの間にか本能的なレベルで自分を”活動範囲”に縛りつけてしまっているのです。そして、たいていはその”活動範囲”のチカラを軽んじてしまいます。
踏み出そうと思えば自分にも踏み出せる、と強がって見せたりするのですが、そのフィールドを囲う策は想像以上に強固だったりします。

自分にとっての「団地」は何だろう。
そんなことを思いながら本作品を鑑賞すると、主人公の思いが一気に身近なものに感じられることと思います。

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【映画】外事警察 その男に騙されるな/堀切園健太郎監督  


外事警察 その男に騙されるな [DVD]外事警察 その男に騙されるな [DVD]
(2012/11/21)
渡部篤郎、キム・ガンウ 他

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この2日で映画を久し振りに2本観ました。
非常に良かった事もあり、せっかくなので映画レビューにも挑戦してみます。

本作は、渡部篤郎主演で、公安警察のスパイを描いた映画。
原作は麻生幾、脚本は古沢良太(ドラマ『リーガル・ハイ』は最高でした!)。
NHKドラマの映画版で、ドラマ、映画の評価はいずれも非常に高いようです。
ドラマは未見ですが、独立して観る事ができる作品のようなので、レンタルして鑑賞してみました。

朝鮮半島からウランが流出―。
そんな物騒な話から始まり、震災後の混乱に乗じて日本の大学から原子力関連のデータが何者かに盗まれた、という話が飛び込んできます。
そこで日本の諜報機関である外事警察が動き始め、目星をつけた工作員と思しき男の日本人妻を半ば強制的な交渉で仲間に引き込みます。
利用できるものは何でも利用する。主人公にはそんな姿勢が一貫してみられます。
思わず息を呑むようなスリリングな展開が続く中、事件の核心に近づくにつれ、韓国の諜報機関やテロリスト工作員、そして原子力研究者の各々の立場の思惑が明らかになっていく、という話です。

最初から最後まで、緊張の連続で、濃密な2時間を堪能する事ができました。
画面の演出や俳優の演技の醸し出す重厚な雰囲気がとても良い。
そしてやはり、脚本がとても優れています。
下敷きは原作ですが、映画化にあたって色々と内容に手を加えたようで、震災や朝鮮、原子力と言ったやや過激とも言えるテーマを盛り込みながら、圧倒的な完成度を見せつけてくれます。
取材や調査も綿密に行われており、誰にも文句を言わせない最強の仕上がりとなっています。
さりげない最後のオチも秀逸で、誰もがハッとさせられるに違いありません。

最高級のポリティカル・サスペンス映画として、絶対の自信を持ってオススメできる作品です。

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レバレッジ勉強法/本田直之  


レバレッジ勉強法レバレッジ勉強法
(2007/09/25)
本田 直之

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レバレッジシリーズで未読のものがあったので、読んでみました。
“できるビジネスマン”の効率的な勉強法を学ぶことができます。
自らの勉強スタイルについて考え直す良い機会となりました。
本書の項目を二つピックアップして、恥を晒しながら内省をしてみたいと思います。


①目的をフォーカスし、リターンを意識した勉強をせよ

僕は、そもそも目的意識が希薄です。昔から具体的な将来のビジョンを思い描く事が苦手で、“すごいと思われる人になりたい”という幼稚で単純な動機にずっと支えられている人間です。
何となく「金融系に詳しくなりたい」とか「思考法を身に付けたい」とか、そういった事は考えているのですが、その先にある自分をイメージできていないまま、今は関連する書籍で興味のあるものから順に読破しているような状態です。
本書でも、どんな自分になりたいかをイメージし、単に「○○を身に付けたい」ではなく、具体的に目的をフォーカスする必要があると述べられています。
例えば、「ずっとこの会社で勤め続けて上を目指すのか」「転職してより活躍できる場を求めていきたいのか」などの自分への質問を繰り返して、なりたい自分を具体化させていく必要があるのかなと考えています。


②レバレッジが効く勉強は「語学」「金融」「IT」だ

「金融」を身に付ける必要性は感じています。資産計画を立てるにあたって、金融知識があるのとないのとでは、まるで違ってきます。ビジネスの上でも大局的な判断が必要とされる地位になるにつれ、数字の動きを押さえておく必要性は増す事でしょう。

「IT」はあまり本書では述べられていませんが、仕事をする上でパソコンなどの道具を効率的に利用するための知識かと思われます。ノマドワークなんて言葉もよく聞くようになり、ITを使いこなす利便性は承知しているつもりです。

問題なのが、「語学」です。英語のことです。
僕は現在「語学」の勉強を捨てています。先述したように具体的な将来の自己イメージが出来ていないので、必要となるかわからないものに多大なコストをかけるのが躊躇われてしまうためです。今の会社でも、この先必要に迫られる事はなさそうです。
転職の選択肢を増やす、英語の情報に触れられる、と言った意味では、英語を使えるようになっておく事が有利に働く事はあるのでしょう。ただ、それがどの程度のメリットを僕にもたらしてくれるのかは未知数です。
将来のイメージが出来てからでも遅くない、と今は考えています。他に勉強すべき事は山ほどあるので、それらを優先させるという勉強法も間違っていないのかなと自分に言い聞かせています。

ただ、英語の勉強を躊躇う理由がもう一つあります。
自分が英語をペラペラ話すグローバル人材になっている。そんな状況がイメージできないのです。
なりたいとかなりたくないとかではなく、“自分はそれほどの器を持っているのか”と心のどこかで臆病になっているためだと思います。
もっともっと、自分の殻を破って成長するためには、そうした臆病な意識を取っ払えるだけの実績と度胸を備える必要があるだろうと思っています。

category: 身に付けたい仕事術

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アスクレピオスの愛人/林真理子  


アスクレピオスの愛人アスクレピオスの愛人
(2012/09/28)
林 真理子

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アスクレピオスとは、ギリシャ神話に登場する医神のこと。
そのアスクレピオスの持つ蛇の巻きついた杖は、WHO(世界保健機関)のシンボルマークとして用いられており、本作品はWHOに勤める女医の話です。

あらすじとしては、その有能で魅力的な女医に魅了される男たちの物語。
有名美容外科医、病院理事長、若い小児科医の主に三人の男の視点から主人公が描かれます。
主人公の女医ですが、とにかくモテる。そして、性に開放的。
常に死と隣り合わせの現場で働いているからこそ、動物的で本能的な性質が身についているのかもしれません。
それでも仕事の現場の描写から、彼女が何より仕事に対して最もエネルギーを注いでいる事がうかがえる。世界の専門機関で管理職として働く優秀な人間であるというのが、彼女の魅力を一層引き立ています。


以前行った著者の講演会でその本の構想段階の話に触れられており、言わば“執筆の舞台裏”を知っていたので、その出来上がりを見なければと思い購入しました。
どうやら出版社の編集者に“現代版白い巨塔”を書いてみようと唆されて書き始めたものらしく、慣れない医学用語と必死に格闘している著者の姿が文章の端々から想像されます。
著者は、あらゆる専門家とのネットワークがあると言っていましたが、本書では実際に医療に携わる専門家や医療裁判を扱う専門家ならではのネタが散りばめられており、人脈作りの才能が直接的に作品に活かされている事がよくわかる。

ただし、WHOの世界各地での仕事や国内外の医療事情などについて、知識としては勉強になるものの、そのために本筋がやや霞んでしまっている印象は否めません。
WHOの仕事や医療裁判など、扱っている事柄は派手で充分に興味深いのに、それを物語の展開に上手く吸収できず、小説の核心にまで昇華させる事ができていないように思います。
結局、医療をテーマにしてまでも、扱いたかったのはよくある愛人問題に過ぎないのか、という印象に収まってしまっているのが残念です。

ただ、魅力的な女性を描かせれば、さすがに著者の独壇場だと思う描写力です。
特に女医というのは、それだけで神秘的で魅力的な存在です(僕の偏見かもしれませんが)。
主人公の魅力に翻弄されながら、医師特有の雰囲気に包まれた長編を一気に読み終える事ができました。

category: 小説・エッセイ等

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豪ドル下落と円上昇へ期待  

火曜日に豪ドル/ドルの戻り売りを狙ってから、その後の急上昇にもめげずにひたすら豪ドルが落ちるのを待っています。
逆張りはあまりしないタイプなのですが、久々にやってみると、やはりメンタルに悪い。。
豪ドルがぐんぐん上昇したので、ハラハラさせられっぱなしでした。途中、ショートポジションを-100pipsほどで損切り。しかし不安を抱えながらも、大きな反落を狙って再度ショートを投入しました。
今は少し戻って、損切りの分を挽回するまでもう一歩という状態です。
いずれレンジ相場を下にブレイクして0.9000を大きく割るのを期待しているのですが、どうでしょうか。

さて、ドル円が面白くなってきました。
昨日の米指標の好結果を受け、100.65まで上昇。ダウ平均も過去最高値を更新したとのこと。
注目度の高かったバーナンキさんの講演も無難な言い回しに終始し、上手く市場の動揺を抑えたという印象です。
そして、次のビッグイベントはやはり参院選。
事前予想通り、自民党圧勝ならば週明け月曜日のドル円相場は窓開けで始まり、一時的に急上昇すると言うシナリオが想定されます。
ただ、参院選後は円安材料が切れてしまい、すぐに円安トレンドは収まってしまうと言う声も聞きます。
今年一番の高値である103.73を超えられるかどうか。
もしそのラインを超えれば、強い円安トレンドが再確認され、今後もしばらくトレンドは継続するように思われます。一方で、そのラインに届かなければ、今年一杯は高値更新は難しいようにも感じます。
いずれにしろ、ドル円は月曜にかけて上昇すると予想。逆指値を忘れずドル円の買いを入れておきます。

category: トレード日記

thread: FX(外国為替証拠金取引)

janre: 株式・投資・マネー

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