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カテゴリー「中国経済と人民元」の記事一覧

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加速する人民元安。記録的な元安の影響は?  

本日発表された中国の3月のHSBC製造業PMIは48.1。
予想を下回り、5か月連続の低下となり、明らかに中国景気の減速を示しています。

ただ、市場の反応は驚くほど限定的。
中国の目標の成長率7.5%が危うくなったことで、
金融緩和策が打ち出されるのではという期待も高まっているようです。

一方、先週のイエレン発言以降、ドルに関して
米国債の利回りが上昇し、ドルインデックスも上向きです。
これに支えられて、ドル円は小幅に上昇していますが、
G7後の米ロの行方の様子見、という側面もありそうです。

変動幅拡大後に人民元安が加速


人民元は先週から変動幅が2%に拡大されましたが、それから人民元の下落が加速しています。
参考:USD/CYNチャート(investing.com)

先週末から少し反落しているようですが、けっこうな勢いで人民元安が進んでいます。
そして、変動幅拡大前からの動きも含め、月足(上記参考チャートの「1M」)で確認すると、
今年に入ってから、かなり大きく対ドルで下落していることがわかります。

変動幅の拡大前については、中国の中央銀行である人民銀行が
着々と通貨安誘導を行ってきたからですが、先週の動きについてはどうなのでしょう。

変動幅の拡大後も、試行的に人民銀行が元売り介入を続けているのか、
それとも中国景気に懸念を覚える投資家が元を売っているのか。
前者であれば、しばらくすれば人民元安も落ち着くかと思いますが、
後者だとすれば、今年は記録的に人民元が下落しそうです。

人民元安の影響は?


元安が加速した場合、どのような影響が考えられるかということですが、
まず、関係国との間に貿易摩擦が生じることが想定されます。
中国は世界最大級の消費国ですから、人民元安による各国の輸出企業のダメージは大きいです。
特にアメリカは昔から人民元安に敏感ですから、公に抗議を行う可能性があります。

FXで言えば、特に影響の大きいのは豪ドルです。
オーストラリアにとって中国が最大の貿易相手国であるというのが一番の要因で、
人民元安が豪ドル上昇の頭を抑えている一因となっていると考えられます。

また、通貨安に歯止めがきかなくなると、インフレの不安も高まってきます。
一部では、中国の不動産バブルを警戒する向きもあるようです。

ただ、中国はかなりの外貨準備があるので、その気になれば人民元安を止めることは容易かと思います。
現状で人民元安が進行しているのは、中国が「容認」しているため、とも言えるでしょう。

この人民元安が新たなチャイナ・リスクとなってしまうかどうか。
今のところは、それほど深刻に捉えている人は多くないようですが、
理財商品などと関連づけられ始めると、リスクオフが再燃するかもしれません。
参考:中国人民銀行による元安誘導と、人民元安と豪ドル安の関係(3/4記事)

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円安を妨げる中国経済。なぜ銅価格の下落が注目されるのか?  

ジリジリとリスクオフが強まっています。
円相場も円高気味で、これを押し目買いのチャンスと見るかどうか。
ユーロが1.39ドルを安定的に超えてくれば、ユーロ円はもっと伸びるような気もするのですが。

中国企業のデフォルトをきっかけに銅が下落


大きなイベントのない中で、目下、注目されているのが銅価格の下落。
これがリスクオフを呼び、ドル円、クロス円や豪ドルの上値を抑えています。

この銅の下落が注目されているのは、中国経済と関連が深いためです。
中国は、世界最大の銅の消費国です。
そのため、中国の景気が悪くなれば、銅の需要が減少し、銅の価格が下落するという関係にあります。

今回の銅の下落のきっかけは、7日の太陽光メーカーの社債利回りのデフォルトとされています。
これは7日に書いた記事をご覧いただければと思うのですが、
そこで書いたように、このデフォルトは「危なくなったら政府が救ってくれる」という
モラルハザードからの決別を意味しており、これをきっかけに信用不安が広まり始めています。

銅は、経済の先行きを診断する指標であるとされており、
「ドクター・コッパー(=銅)」と言われています。
特に中国の景気に先行して動く指標として、市場関係者から注目されているようです。
今回も、銅の下落によって、この先の中国経済の変調への懸念が高まっています。

銅の下落はシャドーバンキング問題とあいまって負のスパイラルへ


この銅の下落は、中国経済に別の意味で、あらたな懸念をもたらしています。

中国企業が“裏”のルートであるシャドーバンキングから融資を受ける際、
どうやら輸入した銅を担保にしていることが多いそうなのです。
こうなると、銅=担保価値が下落すれば、いっそうデフォルトの危険性が高まるわけで、
さらなる信用の収縮に繋がり、経済全体の資金の流動性が低下します。

まだシャドーバンキングの理財商品のデフォルト問題はくすぶり続け、
”表”の社債市場で実際にデフォルトが発生したという、この状況ではタイミングが悪いですね。
いや、このタイミングだからこそ、銅が下落しているというべきなのかもしれません。

いま中国政府が、一生懸命シャドーバンキングの引き締めを行っていますが、
こうした状況では、これも市場にとって悪影響をもたらす要因として捉えられる可能性が高いです。
市場の開放、市場の健全化という改革は前向きですが、一歩間違えれば、大惨事になりかねません。

中国政府には、成長と改革の絶妙なバランスが求められています。

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中国人民銀行による元安誘導と、人民元安と豪ドル安の関係  

理財商品のデフォルト問題に、経済成長率の鈍化。
2014年は、中国は世界経済の大きなリスク要因とみなされています。

為替市場に与える影響も、半端でなく大きくなってきているので、
今年は中国関連のニュースは要チェックだと思っているのですが、
最近の動きとして注目されているのは、人民元安。

人民銀行による元安誘導の意図


中国は管理変動相場制で、1日の変動幅は基準値の1%前後とされているのですが、
2月末には、この許容限度まで元安に振れた日もあり、急速な元安が進んでいます。
これは、中国の中央銀行である人民銀行が、元売り・ドル買いしているという見解が一般的です。

では、なぜ人民銀行は元安誘導を行っているのか。
これは、人民銀行が変動幅の拡大を狙っており、その地ならしだという風に言われています。

人民元は、管理変動相場制に移行した2005年以来、着実に上昇を続けていました。
投資家も人民元高がこの先も続くと予想しており、低リスクで利回りも良いことから、
一貫して元を買い続け、ロングポジションを積み増してきました。

そのため、人民銀行が変動幅拡大にあたって懸念するのは、
投機的な資金の動きにより、一層の元高が起こるのではないかということ。
そこで、「この先もずっと元高が続くとは限らない」というメッセージを投資家に発するために、
人民銀行が元安誘導を行って、投資家のロングポジションの圧縮を進めていると言われています。

現在、周近平国家主席をはじめとする中国政府は、市場経済の導入と規制緩和など
積極的な改革を進めており、人民銀行による変動幅の拡大は、その改革の1つと見ることができます。
人民元の利便性の拡大によって、決済通貨としての地位を高めようとする意図もあります。

人民元安の為替相場に与える影響について


人民元安は、他通貨にも影響を与えます。
中でも一番影響を受けると思われるのは、豪ドル安。

これは、豪州の最大に輸出相手国が中国であることに起因しており、
人民元安 → 相対的な豪ドル安 → 豪州からの輸出減 → 豪州の経済悪化 → 豪ドル安
という連想からくるものです。

やはり、中国の通貨が安くなるというのは、中国の内需が弱くなるというのが大きいです。
なんと言っても13億人の人口を抱える国ですから、中国相手の輸出がダメージを受けると、
貿易相手国はけっこう響くのでしょう。

また、最近の急激な人民元安は、理財商品のデフォルト問題のリスクを高めているという見方もあります。
これは、元高期待から流入した投資資金が離れていくことへの不安から来ています。
こうした懸念が広まっていくと、リスクオフムードがドル円の下落などにも影響しそうです。

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