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カテゴリー「為替・金融を学ぶ本」の記事一覧

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円安シナリオの落とし穴/池田雄之輔  


円安シナリオの落とし穴 (日経プレミアシリーズ)円安シナリオの落とし穴 (日経プレミアシリーズ)
(2013/12/10)
池田 雄之輔

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野村証券の為替ストラテジストによる、為替の見方、展望について解説した本です。

著者が投資戦略を提供する“お客さん”は、投機的プレーヤーの代表格であるヘッジファンドが7~8割、投資信託や保険会社などの「リアルマネー」と呼ばれる長期投資家が2~3割とのこと。
その“商品”である投資戦略を設計する際の、著者の立案過程、いわば“手の内”を公開しているのが本書であり、丁寧に読み込んでいけば、非常に勉強になります。

為替を動かす「三層の波」


著者は、ドル円相場を動かす要因を三つにわけ、それを「三層の波」と呼んで、それぞれの解説をしています。

(1)投機(ヘッジファンド)
(2)貿易収支などの円需給
(3)日米金利差


それぞれの影響について、(1)は「爆発的だが短期の影響」、(2)は「緩やかだが長期の影響」、(3)はその「中間」としています。

各要因について、過去のドル円の動きと著者の見立てなどの事例を振り返りながら、“どのような要因がどのように為替に影響を与えるのか”を解説してくれるのですが、ひとつひとつ根拠となる数字や図表を丁寧に示しているので、とても誠実で親切な印象を受けます。
特に、複雑で見極めるのが難しい「円需給」に関する解説については、これほど丁寧に分析している本はないのではないか、と思われるほどです。

円需給については、主に「貿易収支」「所得収支」「対外直接投資」「投信マネー」「生保マネー」の観点から説明されていますが、どれも公に発表される数字からでは、その影響を見極めるのが難しいものばかりです。
例えば、海外との間で定期的にやり取りされるお金を集計した「経常収支」は以下の式で示されます。

 経常収支 = 貿易・サービス収支 + 所得収支 + 経常移転収支

2012年度は、「貿易・サービス収支」が約9.4兆円の赤字、「所得収支」が約14.7兆円の黒字、「経常移転収支」が約1.0兆円の赤字で、それらを合計した「経常収支」は約4.4兆円の黒字でした。
(「所得収支」とは、「債券の金利、株式の配当金、直接投資からの配当のやりとりを集計したもの」)

ということは、単純に考えると、海外から日本が受け取るお金が超過していることを示しており、円高要因となるのではないか、と考えてしまうのですが、実のところはそうではない。なぜか。
専門家でなくとも、もしかしたら少し考えてみればわかるのかもしれません。
答えは本書で確認してください。ヒントは「円転」(リパトリエーション)です。

あと、他にも多くのことが勉強になったのですが、一つ挙げたいのが、原発停止の貿易収支への影響。
エネルギー輸入の急増や、貿易収支が赤字に転落したのは、東日本大震災直後のことです。
そのため「原発の停止が貿易赤字の最大の原因」と僕も勝手に思っていたのですが、そうした考え方が知識不足に基づく誤りであるということが、数字を示されるとわかります。

今後のドル円相場の展望について


著者は、アベノミクスによる円安相場を振り返りながら、向こう2年間の相場の展望についても触れています。

ヘッジファンドは徐々にドル円ロングの手仕舞いを始めており、「三層の波」のうち「(1)投機(ヘッジファンド)」によるドル円押し上げは望みにくくなってきている。しかし一方で、これからは「(2)円需給」、「(3)日米金利差」が中長期的なドル円上昇を支えるであろう、としています。

参考までに、著者の書いたウェブ記事を貼り付けておきます↓
米ドル/円のターゲットは110円。2014年は緩やかな円安トレンドへ

本書が発行されたのは、2013年12月9日。
年初以来の円高進行の前に書かれたものですが、ヘッジファンドによるポジションの巻き戻しがひと段落した(ように思われる)今こそ読むべき本なのかもしれません。
複雑な為替の動きのカラクリを少し解明できたような気がします。為替の奥深さを知ることができるとともに、為替ストラテジストという職業の厳しさも知ることができる良書だと思います。


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category: 為替・金融を学ぶ本

thread: ビジネス・起業・経営に役立つ本

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外資系金融の終わり 年収5000万円トレーダーの悩ましき日々/藤沢数希  


外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々
(2012/09/14)
藤沢 数希

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巨大な金融機関は、「大きすぎて潰せない」とよく言われます。
もし潰れそうになったら、金融システムを守るために国が税金を投じて救ってくれるということであり、
それ故に銀行はリスクを取り放題、というモラルハザードが構造的な問題として存在していました。

しかし、リーマンの破綻によって、その暗黙の前提は崩れ去ります。
(ただ、「公的資金を投じない」と宣言してリーマンを潰した米財務省は、その影響の大きさに気づいてあわてて他の金融機関には莫大な公的資金を注入したというオチがついていますが)

金融の世界はリーマンショックを転機に、監視の目が強くなりました。
金融危機を招いた銀行業界は世間の強いバッシングを受け、金融当局により規制が強化されつつあります。
2013年12月には、元FRB議長のポール氏主導による「ボルカー・ルール」の細目が発表されました。
これは、あまりに肥大化、複雑化しすぎた金融機関にメスを入れるもので、金融機関の行きすぎたリスクテイクを抑える内容となっています(実施は15年7月)。

これまで規制緩和によって、銀行、証券、保険、資産運用と金融機関はあらゆる金融商品を扱うようになり、複雑化、かつ巨大化してきましたが、それはモラルハザードや利益相反の温床となってきました。
どうやら、現在はそうした金融機関のあり方を問い直すべき時期のようです。

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と、まぁこんな金融の世界について皮肉たっぷりに描いているのが本書です。
本書は、ホリエモンの著書「ネットがつながらなかったので仕方なく本を100冊読んで考えた」の中で絶賛されていたのを読んで購入してみたのですが、本当に面白い本でした。

著者は、自身が外資系投資銀行で桁違いの報酬を得ているトレーダーであり、その立場から見た、リーマンショック以降の外資系金融の実態と仕組みについてユーモラスに説明してくれています。
本書はいわば外資系金融の世界の“暴露本”で、高額所得者たちの蠢く世界のオモテとウラを赤裸々に示してくれており、そこに横たわる問題点も痛烈に皮肉っています。
そして、その上で著者の描く金融機関のあるべき姿も提示しているところが、フェアな感じがして良いです。

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「大きすぎてつぶせないなら、それは大きすぎるのだ」
元FRB議長、アラン・グリーンスパン氏はこのように語っているそうです。
つまり、市場原理主義の機能しないような巨大な金融機関は、解体して小さくすべきである、と。
現役時代は「金融のマエストロ」と持ち上げられ、リーマンショック後は「金融危機の主犯」と評価の一変したグリーンスパン氏の言葉は、言い訳のようであり、しかし重みを持っています。
僕は金融の世界の住人ではありませんが、この本を読む限り、まったくそのとおりだと思いました。

category: 為替・金融を学ぶ本

thread: オススメの本の紹介

janre: 本・雑誌

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イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む/藤井彰夫  

アメリカで大統領の次に影響力があると言われるFRB議長。
そのFRBの次期議長であるイエレン氏のスタンスをおさえておきたい、また、近年の先進国の中央銀行の政策を把握しておきたいという方にオススメの本を紹介します。


イエレンのFRB 世界同時緩和の次を読むイエレンのFRB 世界同時緩和の次を読む
(2013/12/18)
藤井 彰夫

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著者は、日経新聞のワシントン支局長。
関係者らへの丁寧な取材に基づいた、FRB等の金融政策に関する概要が整理されています。
メインはイエレン氏の人柄や政策スタンスについてですが、前議長であるバーナンキ氏や、先進国(欧州、日本)の中央銀行の政策やその変遷についても触れられています。

現在、イエレン氏の手腕が最も注目される政策は、オープン・エンド(無期限)で始まった量的緩和、いわゆる「QE(Quantitative Easing)第3弾」の出口に向けた戦略です。
その「非伝統的な金融政策」と呼ばれる量的緩和のあり方を議論するには、2008年のリーマンショックまで遡る必要があります。

本書では、その未曾有の金融危機に直面したバーナンキ現議長の実施した3回にわたる量的緩和政策(QE1,2,3)の決定過程とその経過が丁寧にまとめられており、
異例の金融政策に関する批判を強める政治圧力に苦慮する姿や、先行しておそるおそる量的緩和を実施していた日銀との相違点を強調する姿勢などが見て取れます。
また、当時のバーナンキ氏の批判に対する2013年の黒田日銀の量的緩和の特徴や、それに関する先進国の評価にも言及されている部分は、なかなか面白いです。
当たり前のことではありますが、各国の中央銀行は、他国の金融政策の動向や成果を互いに注視しているということがよくわかります。

近年、先進国の中央銀行の役割やその影響力が大きく変化しています。
各国の中央銀行はこぞって緩和政策を行い、フォワード・ガイダンスなどコミュニケーション政策を重視するようになりました。そして、中央銀行の政策の動向やその思惑によって、世界の市場や実体経済が大きく左右されるようになっています。
著者はそうした状況について、「本来は経済の黒子である中央銀行がこれだけ注目を浴びる時代は異常」としながら、「世界で中央銀行の力は一段と強大になる傾向にある」と述べています。
その背景にあるものや、現在の中央銀行の役割について、本書から学ぶことができます。

本書は、個々の政策をミクロに眺めながら、その背景を含めたマクロな大局観を持つことができるような構成となっています。
読破するにはある程度の金融の知識が必要とされますが、近年の各国の中央銀行の果たした役割をおさらいし、知識を深めるのに、とても優れた一冊だと思います。
もちろん、FX等の投資におけるファンダメンタルズ分析の前提知識を補強するのにも参考になるはずです。
個人的には、冬休みの調べ学習(その成果は、「FXについて→2014年予想」参照)に大いに役立ちました。

発行年月日は2013年12月20日。
つい最近発売された本なので、けっこう最新の事情まで盛り込まれています。
(当然ながらその前々日に発表されたQE3縮小については触れられていませんが。。)
金融の世界は刻一刻と変化していくので、興味のある方はお早めに読まれることをオススメします。

category: 為替・金融を学ぶ本

thread: 経済

janre: 政治・経済

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本当にわかる為替相場/尾河眞樹  


本当にわかる為替相場本当にわかる為替相場
(2012/05/29)
尾河 眞樹

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僕は大学卒業まで、全く経済には興味のなかった人間です。
が、FXを始め、実際にポジションを持つようになってから意識はがらりと変わりました。
いつの間にか日々の経済ニュースに敏感になり、経済に関する知識を積極的に吸収する人間になっています。
おかげで世界経済のトレンドについて、人並程度には語れるようになってきたと感じています。

為替相場を深く知るほど、世界中の経済、政治的な出来事が見えてくるようになります。
本書でも、「世界中で起こっていることが、為替レートに集約されている」との記述があります。
FXで勝とうと考えると、必然的に世界中の経済、政治情勢を勉強することに繋がります。

例えば、米国中央銀行の政策発表から、ポルトガルの政局不安やエジプトの国内情勢、中国の経済リスクなど、あらゆる出来事に対して為替は反応するため、相場を読むには世界中に目を向ける必要があります。

例えば、豪ドルトレードに強くなろうとすれば、オーストラリア経済が天然資源の輸出が多いことから、商品相場(特に金や原油など)と連動しやすいことや、輸出先のトップが中国であることから、中国の景気に左右されやすいことなどを把握しておかなくてはなりません。
また、高金利通貨のため投資家心理がリスク志向であれば買われやすいし、中央銀行であるRBAが利下げを検討していれば売られやすい、といった事も考慮する必要があります。



本書は、為替相場を様々な側面から切り取った本です。
著者の銀行の為替ディーリングルームでの経験をもとに、為替レートの決まり方から、実需と投機について、各外国為替市場・各経済指標・各通貨の特徴、テクニカル分析など、幅広く扱っています。
しかし、それぞれの内容は濃密に出来ており、初心者向けと言うには少し敷居が高いかもしれません。

本書を読むことで、為替を通して世界を見る力を鍛えることができるようになっています。
「流動性」というキーワードが何度か出てきますが、世間的には「負」のイメージで見られがちな投機的なトレードが、実は市場の流動性を高める役割を果たしているということが理解できます。

実需の相場に与えるインパクトは弱まり、主にマーケット参加者の心理が市場を動かすようになってきていますが、投資家心理は、世界中の様々な経済的、政治的要因に敏感に反応します。
その心理の変動を予測する手がかりを提示する、というのが本書の基本的なスタンスとなっています。

本書は、小手先の技術を紹介するものではなく、あくまで経済の基本と本質にこだわった本です。
トレードへの即効性を求める人には不向きかもしれませんが、為替相場に本気で向き合いたい人にはとても参考になる本だと思います。


category: 為替・金融を学ぶ本

thread: オススメの本の紹介

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リフレは正しい/岩田規久男  


リフレは正しい アベノミクスで復活する日本経済リフレは正しい アベノミクスで復活する日本経済
(2013/03/29)
岩田 規久男

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景気ってなんだろう」とは打って変わって、本書では著者の主張が全開です。
日銀の政策を批判してきた著者の長年の思いが詰まったような本でもあります。
文章は素人にも配慮がなされており、読みやすいです。

本書が出版されたのは3月で、所謂“バズーカ砲”の前。
急スピードで進んでいた株高と円高について、日銀が「これまでとは次元の違う大胆な金融政策」に転換するとの期待のためであると何度も説明されています。
やはり“バズーカ砲”への自信があったためでしょう。
実際“バズーカ砲”に対して、市場は新しい日銀の姿勢を評価し、一層の株高円安が進んでいます。
(ただ、国債の名目金利に関しては、著者の意図とは異なり、上昇してしまっているようですが。)


本書の日本経済に関するテーマは、一貫して「デフレ脱却」です。
(ちなみにタイトルの「リフレ」と言う言葉は一つも出てきません。)
本書で語られる主張は、全て以下の点に集約されます。
“これまでデフレに喘いでいたのは全て日銀が量的緩和に消極的だったからだ。
量的緩和政策さえ実行すれば、デフレ脱却に繋がり、景気回復が実現される。“
これを、何度も視点を変えながら、終始同じ主張が繰り返されます。

量的緩和に消極的であったこれまでの日銀の不安も、著者が長年日銀を批判してきた考え方も、
いずれも机上の推論に過ぎませんでした。
その著者の主張が、いま現実世界で実現に至っています。(増税阻止は難しそうですが)
結果が出るのはまだまだこれから、といった所でしょう。

特に金融政策にあっては、過去になってみないと、良い悪いというのは判断し辛いものです。
しかも本書でも述べられている通り、金融政策は実物市場に影響を与えるまで時間がかかります。
しかし、否が応でも、いずれ時間が著者の理論に審判を下すことになるでしょう。
僕らは日本経済という大きな実験室の中で、踊らされるだけの小さな存在に過ぎませんが、
その中で賢く生き抜くためにも、しっかりと経済の行方を注視したいと思います。

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thread: 最近読んだ本

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景気ってなんだろう/岩田規久男  


景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)景気ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
(2008/10)
岩田 規久男

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著者は現日銀副総裁でリフレ派の代表格として有名な岩田氏。
紛れもなく現在の日銀のレジーム・チェンジの立役者の一人です。
本書は、そんな著者が5年前に執筆した経済入門書です。
初学者向けのわかりやすい解説に徹していますが、
ところどころに岩田氏の持論の片鱗を垣間見ることができます。

リーマンショックの直前に書かれているというのが興味深く、
当時、既にアメリカで話題になっていたサブプライムローン問題に言及し、
米経済が後退した時に日本の景気がどう変動するのか、と言う問題も考察されています。


本書内では、景気の変動に関するモデルがたびたび説明されるのですが、
企業、家計の資産の動きに言及するとき、人々の行動を想定する場面がよく見られます。
ただ、経済学者の考える合理的な行動が、必ずしも現実に即していないと思われる箇所もちらほら。

例えば、日銀による買いオペの効果を説明する際、
国債の金利低下→銀行の貸出金利の低下→普通預金、定期預金の金利引き下げ→家計や企業は低金利の預金の一部を解約して株式や投資信託を購入する→株価上昇→消費の資産効果
という流れが説明されます。

金利引き下げまでは主体が銀行のため、経済合理性に適った行動を取ることは納得できます。
問題は「家計や企業は低金利の預金の一部を解約して株式や投資信託を購入する」の部分。
これは現実を見ると的を外していると言わざるを得ません。
超低金利時代にあっても、家計の資産のほとんどは預金で寝かせたままというのが現状です。
いくら勝間和代氏らが「お金は銀行に預けるな」と叫んでも、米国人のような金融リテラシーは浸透していないのが現在の日本であり、そうである以上は家計資産が合理性に見合った動きをする事を前提とした図式には限界があります。
おそらく実際の金融政策も、このような学者的発想をもとにしたモデルを用いているのだろうと思われますが、効果的な金融政策を実現するためにも、金融リテラシーに関する普及啓発を日銀の仕事に加えてはどうかと、半ば本気で考えたりもします。

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藤巻健史実践・金融マーケット集中講義  

『藤巻健史実践・金融マーケット集中講義』藤巻健史著、オススメ度70


藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)
(2003/10/18)
藤巻 健史

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モルガン銀行で伝説のディーラーと呼ばれた著者が、
社会人一、二年目を対象に行った講義を本にまとめたものです。
金融の世界への理解を深めるために選んでみました。

内容は、まるで大学の経済学講義のよう。
全編話し言葉で書かれているので、実際に講義を受けたような気分を味わえ、読みやすいです。
教科書的な説明でないところも、説得力があります。
とは言え、読み進めるにつれ専門化、複雑化していき、最後の方は理解の追いつかない箇所も。。
予想以上に時間はかかりましたが、シャーペン片手に多くの金融知識を勉強させてもらいました。

所々、自らのディーラー時代の話を挟んでおり、生の金融世界を垣間見ることができます
なぜ自身が金融の世界で成功することができたのかを解説してくれるので、金融の素人だけでなく、実際に金融の世界に勤めている方にとっても勉強になることが多いのではないかと思います。

充分に理解できたとは言えませんが、それでもいつかは理解したい世界。
経済により深く馴染めるようになった時に、もう一度読み直したいです。

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thread: オススメの本の紹介

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日銀を知れば経済がわかる  

『日銀を知れば経済がわかる』池上彰著、オススメ度70


日銀を知れば経済がわかる: 464 (平凡社新書)日銀を知れば経済がわかる: 464 (平凡社新書)
(2012/12/03)
池上 彰

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経済系のビジネス書に手をのばしていきたいと思っており、基礎固めとして本書を選びました。

黒田総裁がド派手なデビューを飾って以来、日銀はその一挙一動に世界の注目が集まっています。
長期金利のボラティリティ―が高まっているなど、副作用に悩む声も日増しに大きくなってきているように感じますが、黒田総裁の手腕への期待はこれまでの日銀総裁の誰よりも高いのではないでしょうか。
そのような中で、本書のような平易な言葉で日銀の仕事の基礎を教えてくれる本に出会えたのは幸運でした。

著者の池上氏は、国内政治や世界情勢だけでなく、やはり経済にも詳しい。別の本で語っていましたが、こどもニュースを卒業したあと大学で金融知識を学び直したらしいです。
本書では、そんな著者がいつものわかりやすい説明で日銀の仕事や役割、歴史について教えてくれます。理解しやすい構成のもとで、物事のエッセンスを平易な言葉で解説してくれるので、読みやすいし、ある程度の経済知識を持った人でも学べることは多いと思います。

人にわかりやすく説明するには、本質を理解していなくてはならない。池上氏の著書を読むと、そんな警鐘も含まれているような気がします。

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