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日本はこうしてオリンピックを勝ち取った!世界を動かすプレゼン力/ニック・バーリー  


日本はこうしてオリンピックを勝ち取った!  世界を動かすプレゼン力日本はこうしてオリンピックを勝ち取った! 世界を動かすプレゼン力
(2014/02/25)
ニック・バーリー

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東京の売り、強みは何か。
そう問われてズバっと答えられる日本人は少ないと思います。

外国人の誰もが知っているような世界的に有名なランドマークがなく、
都市の各エリアが分散しており、全体としてのイメージがつかみにくい。
本書では、「一言で表せるようなセールスポイントがない」と書かれています。

そうした理由から、東京は、外国人にとってわかりづらい都市となっています。
そして、そこに住んでいる日本人ですら、上手にアピールするのが難しいというのが現状です。

そうした中で、東京オリンピック招致のプレゼンに際して、
戦略コンサルタントとして、最終プレゼンの執筆を行ったのが著者。
どのような戦略のもと、東京をアピールしたのか。その答えが、本書にあります。

オリンピックの招致プレゼンは、世界最大級のセールス・プレゼンと言えます。
それを勝ち抜いた今回のプレゼンは、いわば世界最高のプレゼン。
これを当事者自ら解説するのですから、これ以上ないサンプルを学ぶことができます。

ネガティブな材料をポジティブに


よく「弱みを強みに変える」といいますが、本書は、その具体的で実践的な優れた事例です。
ネガティブな材料を、ポジティブに捉え直してアピールする、という術が学べます。

例えば、高齢化という社会問題を抱えた日本を、アジア全体で捉え直し、
若い人口が力を持ったアジアという魅力的なマーケットの一部と位置付ける。
国内の支持率の低さへの懸念を、印象的なスポーツのパレードの写真を提示して払拭する。

日本の経済も、日本人にとっては停滞しているように感じますが、
世界の他の国々に比べれば、まだまだ圧倒的な経済力を有しています。
それを活かして、「経済力」が五輪開催に重要なポイントであることを、はっきりと訴えかける。
そうやって自らの強みを発揮しやすい土俵を、上手にプレゼンに持ち込んでいるのがわかります。

日本がグローバル化できない理由


本書が貴重なのは、プレゼンの実践例を学べることだけでなく、
外国人が日本人と一緒に仕事をして感じたことが、正直に書かれている点です。

これは、とても参考になります。
日本がグローバリズムに乗り遅れている理由はここにあり、と合点がいきます。

今後の五輪開催に向けて、日本が克服すべき課題として書かれているのが、大きく分けて2点。
英語ができないという点と、日本流のビジネスに固執してしまうという点。

前者については、いまロシアの五輪で「英語が最も使えなかった五輪」と言われていますが、
日本語の読めない外国人観光客が安心できるように、英語が通じる環境づくりが必要となります。
著者は、これから6年の間に、五輪のボランティアスタッフやタクシーの運転手に
英語のレッスンを受講させるべきだと説いていますが、ぜひそうしてもらいたいものです。

後者については、結局、グローバル化が可能かどうかは、
現場レベルのビジネスで日本人と外国人が一緒に仕事ができるかどうかということです。
著者は、日本人はビジネスでも日本流に固執すぎていると書いています。

外国人にとってのストレス要因として挙げていたのが、会議の多さと長さ。
これは、日本人同士でもやめてもらいたいと個人的に思います、本当に。

グローバル化は、言語の問題だけではないというのがよく分かります。
プレゼンの技術だけでなく、日本という文化をグローバルに見つめ直すのにも優れた一冊です。

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TEDトーク 世界最高のプレゼン術/ジェレミー・ドノバン  


TEDトーク 世界最高のプレゼン術TEDトーク 世界最高のプレゼン術
(2013/07/18)
ジェレミー・ドノバン

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TEDの講演会をご存じでしょうか。
一言で言えば、“世界最高のプレゼン大会”です。
(TEDは講演会を主催する非営利組織。)

毎年1回、カリフォルニア州ロングビーチにて、世界的な講演会が開かれています。
講演者は、テクノロジー、エンターテイメント、デザインの3分野(頭文字を取ってTED)に関する「広げるに値するアイデア」(Ideas worth spreading)をプレゼンします。
講演するのは、ビル・ゲイツ、ヒラリー・クリントンら著名人をはじめとする、驚くべきアイデアやストーリーを持った、頭抜けて有能な人々ばかり。
各人に与えられた時間は18分。その短い時間に世界を変えるようなアイデアを詰め込みます。

観た事ある方はわかると思いますが、講演者のプレゼン技術は世界最高級です。
プレゼンの見本を観たいと思ったら、ぜひ一度は観てみるべきです。
講演会の動画は無料公開されており、ボランティアによる日本語の字幕が付いた動画も観ることができます。
易しい言葉で語っているので、英語の勉強にもなります。

TEDのアプリをダウンロードすると沢山の無料動画が視聴できます。
You Tubeでもいくつか観ることができますで、騙されたと思って一度観てみてください。

ちなみに、僕が気に入っているのは、このプレゼンです。
ダニエル・ピンク「やる気に関する驚きの科学」


色々なサイトでオススメ動画が紹介されているので、まずは人気プレゼンから視聴するのが良いかと思います。



前置きが長くなりましたが、本書の紹介に入ります。
本書は徹底的にTEDの人気動画を研究して、その共通項=プレゼンの極意を書き出しています。
ちなみに、著者自身も講演家だとのことで、TEDでスピーチを披露した事もあるそうです。

本書では、プレゼンにおけるストーリー構成から、表現方法、ジェスチャーのテクニックにまで触れています。
が、基本的には「百聞は一見にしかず」であり、百の説明より、まずはインパクトのあるTEDの動画を観ることをオススメします。
例えば、上記で紹介したダニエル・ピンクの動画をもとに、本書の一部を紹介してみたいと思います。

○核となるひとつのアイデアで勝負
 本書では、格となるアイデアをもとに、事実とストーリーを積み重ねていくべきだと書かれています。
 上記動画のプレゼンで主張される事は一つ。「内的動機づけの重要性」です。
 それを、対立図式を用いてわかりやすく聴衆の頭にイメージさせながら、様々な裏付けと共に説明しています。
 「20世紀に機能した外的動機づけ=アメとムチ」
  Vs
 「21世紀に求められる内的動機づけ=自主性、成長、目標」

○アイデアは短いキャッチフレーズで伝えよう
 本書では、3語~12語でまとめられる印象的なキャッチフレーズを用意すべきと説いています。
 このプレゼンでは、以下の11語のフレーズが繰り返し口にされています。
「There’s mismatch between what science knows and what business does.」
 核となるアイデアを、インパクトある短い言葉にして繰り返し語ることで、聴衆の心に刻まれます。
(ただ、この方法は英語特有という側面もあり、日本語では少し工夫が必要であることが、訳者あとがきに記述さ れています。)
 
○スピーチの構造は3つのタイプから
 本書では、効果的なスピーチのタイプとして、以下の3つを挙げています。
 ①<現状―問題提起―解決策>型 ②時系列型 ③アイデア・コンセプト型
 本書内では①の例として、ダニエル・ピンクの上記動画のプレゼンを挙げています。
 流れとしては、まず現状を述べ、次にその現状の欠陥を示し、最後に問題の解決策を提示します。

○身体を使ったコミュニケーション
 本書では、効果的なジェスチャーを行っている例としても上記動画を紹介しています。
 これは説明するまでもなく、身振り手振りと、場所の移動まで効果的に用いられている事がわかります。

○スピーチの締め方
 動画では、非常にわかりやすく結論部分がまとめられています。
 本書では、聴衆が「なんのために」スピーチを聴いていたのかを印象づけ、聴衆が今日からでも正しい方向に動 き出せるように示すことが望ましいと説明しています。
 その方法としては、聴衆にスピーチが結末に向かっていることを示す必要があるとも述べられています。
 また、聴衆の注意をひくため、「間」を置く事も効果的であるとアドバイスしています。

 それにしても、上記プレゼンの締め方は最高にカッコいいですよね。
 最後に「間」を置いて、声量を絞り、最大限、聴衆の関心を引き付けておいて、、
 「and maybe, maybe, maybe…we can change the world」

 こんな刺激的で効果的なプレゼンが出来るようになりたいものです。
 教養とプレゼンと英語が学べる優れた教材として、しばらくはTEDに夢中になってしまいそうです。

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伝え方が9割/佐々木圭一  


伝え方が9割伝え方が9割
(2013/03/11)
佐々木 圭一

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昨日の半沢直樹と同様、こちらも大ヒット中です。
「週刊ダイヤモンド」の特集を読んで、思わず購入しました。

伝える技術については世に数多くの本が溢れています。
が、その多くは論理力やプレゼン、もしくは交渉術に関する本です。
(例えば、話の組み立て方はこうするべき、伝える内容は本質的なものに絞る、相手に好感をもたれるネタを取り入れる、言葉より視覚に訴えるべき、など)

それに対し、本書は相手の心に届く伝え方、という技術を紹介しているところに特徴があります。
どうやったら相手の心に刺さるか、心の琴線に触れられるか、心を誘導できるか。
まさにコピーライターに求められる技術を、日常のコミュニケーションにも援用しようとしたのが本書です。

本書の冒頭では、「伝え方」を改善すること=人生を改善すること、と言うような内容が書かれています。
「伝え方」で全てが決まるとは思いませんが、たしかにその重要性は理解できます。
いくら気持ちが強くても、「伝え方」が悪ければ、伝わりません。
逆に、「伝え方」が良ければ、どんなマーケティングよりも宣伝効果を持つ場合もあります。

本書では、コピーライターとしての長年の経験から著者が導き出した「強いコトバ」の法則が紹介されています。
その内容は、驚くほど単純化されており、知っていて損はないと思います。
(「週刊ダイヤモンド」の記事を読めば、その全容をわかりやすい図とともに把握する事ができます。)

さすが伝えるプロだと感じます。
人の心に掴む「伝え方」を感覚的ではなく、体系的に技術としてまとめている所が素晴らしいです。
ベストセラーになったのは、やはり“言葉の訴求力”を存分に発揮できたからなのでしょう。

あの“知の巨人”佐藤優氏も「ベストセラーになるには、何かしらの理由がある」と言って、ヒットしている本は雑な本であっても一通り目を通しているようです。
ベストセラー本は、なぜヒットしたのか、という視点から読むのも面白いと思います。

category: 書く技術、伝える技術

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知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法/午堂登紀雄  


知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法知的生産力を鍛える!「読む・考える・書く」技術―あなたのアウトプット力を飛躍させる50の方法
(2010/01/29)
午堂 登紀雄

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“情報=カネ”という認識はすっかり世の中に定着しています。
膨大な情報が溢れ、誰でも多くの情報にアクセスできるようになった今、人々の発する情報には、どれだけオリジナルな付加価値があるか、という「情報の価値」が厳しく問われていると感じます。

情報をいかに独自の視点で分析できるか。
現代のビジネスパーソンに求められているのは、そんな力だと思います。
大前研一氏も著書で、経験に裏打ちされた自分なりの思考の型を持っている人間が強い影響力を行使できる、と述べています。

本書は、まさに現代に求められている技術、すなわちインプットした情報を価値ある形でアウトプットする技術について述べられた本です。

本書では、「文章を書く力」を「情報を編集する力」と定義し、文章トレーニングなどの技法ではなく、「知識と経験と想像力と創造力を駆使し、誰もが触れるありきたりの情報からも、人の役に立つオリジナルコンテンツを生み出す」ための方法を紹介しています。
嫌味っぽく言えば、“凡人とは世の中の見え方が違う”という内容なのですが、これが非常にためになります。

情報にオリジナルな付加価値を加えて発信する、そのノウハウが詰まっています。
“一つの情報からいかに自分なりの考え方を引き出すか”という思考方法を鍛えるのに最適です。

あまり具体例を紹介すると、“お前の文章には全然活かされていないじゃないか”と言われてしまいそうなので、ぜひ内容は本書で確かめてください。。
今後、僕の文章にも少しずつ活かしていければと思っています。



著者は、本を執筆し、商業出版することを強く勧めています。
本書で常に念頭に置かれているのも、“いかに売れる本を書くか”ということです。
僕も自分で本を書いて全国出版できたらいいなぁ、なんて夢を見ることもあるのですが、本書の中でさりげなく、次のように釘が刺されています。

「自分に書く資格があること」

つまり、実績が必要だということです。「普通のサラリーマンの話なんて誰も読みたくない」とも書かれていますが、確かにそのとおりだと思います・・・。
自分の仕事でも趣味でも、まず何か一つ極めること。それがないと始まらないのだろうと思いました。

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言葉の力/猪瀬直樹  


言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)言葉の力 -   「作家の視点」で国をつくる (中公新書ラクレ)
(2011/06/09)
猪瀬 直樹

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現都知事の猪瀬氏が副知事時代に記した新書です。
都知事就任後は、Twitterのアカウント取得を都庁各課に命じたり、日本の標準時間を二時間早める提言をしたりと、良いとも悪いとも言える、評価の難しい事ばかりやっているなぁという印象がありました。
しかし、本書で語られる「言語技術」に関する内容については、僕は全面的に賛成です。

著者は、日本の「言葉の力」の低下を憂い、もっと「言語技術」を磨くべきだと主張しています。

「言語技術」とは何か。
言語によって相手に意思を伝える技術のことです。論理的に物事を伝える技術、と言い換えても良いかもしれません。わかりやすい例として、次のような記述があります。

「たとえば『この部屋の様子を1分間で説明せよ』と言われたら、ふつうは見えたものからランダムに描写しがちだが、グローバルスタンダードの言語技術では、必ず時計回りに説明する。またある絵画を見せられ、そのテーマを問われたら、差し込む陽の光の角度で時間を推測し、置かれている道具から主人公の背景を探る。こういった解析は、言語技術においてあたりまえのスキルだ。」


前者については、真正面の物から説明を始めると、説明があっちに行ったりこっちに行ったりして聞き手が空間を映像として把握する事ができないためです。
後者は、「とても素晴らしい」「可愛そう」などの形容詞ではなく、事実を並べて論理的に鑑賞することで、はじめて自らの直感を相手に伝えられる、ということです。
こうした訓練は、特に日本人は不得手な分野ですが、欧米では学校の授業で鍛えさせられるのだそうです。

さすが作家と思わされる部分も多くあります。大変参考になった部分の一つを、引用します。

「僕は作家として言語技術を磨いてきた。風景を言語だけで映像として伝えなければならなかったからだ。風景を伝えるには、形容詞をいくら重ねてもわからない。空間を構成的にとらえて、論理的に説明する必要がある。そうすると色や形などディテールの存在感が増してくるので、結果的に感性でとらえているな、と思われるのである。ただ感性だ、感性だ、と強調しても、感性が研ぎ澄まされるわけではない。」


すぐに平易な形容詞に逃げてしまう自らの言語技術を恥じ、反省しました。



確かに、周囲を見渡してみると、中身のない文章や言葉が溢れているように思えます。
頭の中の思考はすべて言語で行われているのですから、その土台となる言語技術が空疎なものであれば、必然的にアウトプットも稚拙なものになってしまうでしょう。

本書でも触れられていますが、日本人の「活字離れ」が叫ばれて久しいです。
都庁職員でも、1ヶ月に読む本の冊数が3冊以下の人が60%を超えるそうです。10冊以上となると、わずか7%。そう考えると、少しだけ優越感に浸れます。笑

改めてこのブログを始めて良かったと感じました。
インプット、アウトプットを共に鍛えるのに適したツールであるという当初の確信は今も変わっていません。
まだまだ自分の言語技術は未熟ですが、日々研磨していきたく思っています。

category: 書く技術、伝える技術

thread: オススメの本の紹介

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伝える力/池上彰  


伝える力 (PHPビジネス新書)伝える力 (PHPビジネス新書)
(2007/04/19)
池上 彰

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今回の参院選でも前回の衆院選に引き続き、池上さんは大活躍だったようです。
視聴率で言えば、民法トップの“支持率”だったそうで。
率直な疑問をぶつける事ができるのは、やはりそれなりの知識や見識に裏打ちされているからです。逆に言えば、これまで勝手にタブー視してきた人々には、それだけの実力がなかったということ。
一方で、政治家の中には今回、事前にインタビューを断った人も多くいたそうです。そうした政治家は「逃げた」と思われても仕方ありません。
質問する側、答える側の両者ともに、もっと質問力を鍛える必要があるのだろうと思います。

本書は、阿川さんの『聞く力』と同様、コミュニケーション術に関するベストセラー。
『伝える力』と銘打っているだけあって、内容はわかりやすく、伝えたい事がよくわかります。
言われてみれば当然の事であるのに、なかなか実践できていない。
そんなビジネスパーソンとしての心構えが著者の経験談とともに説かれています。
『聞く力』と同じように、自らの普段の言動をチェックし直すための本として読むのが良いと思われます。

個人的には、文章力を上達させるための心構えが勉強になりました。
僕がやっているように「ブログに書く」という方法も紹介されています。
しかし、論旨が明快であるか、文章が洗練されているか等、おざなりになっている部分もあります。
さらに、“つかみ”を意識しているか、主張に関連したエピソードを入れているか等、プラスアルファのコツも勉強になりました。
本書で紹介されているように、自分に対してツッコミを入れる「もう一人の自分」を育てながら、「伝える力」を上達させていきたいと思います。

category: 書く技術、伝える技術

thread: 読み聞かせ

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書いて稼ぐ技術/永江朗  


書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)書いて稼ぐ技術 (平凡社新書)
(2009/11/14)
永江 朗

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昨日に引き続き、文章力関連の本です。
ブログの文章に役立つことがあればと思い購入してみました。

著者は雑誌編集者からフリーライターへと転身しています。
本書の内容も、文章術と言うより、フリーライターとしての心構えが中心となっています。
ただ、出版業界の裏話やそこで生き延びるコツなどが書かれており、それはそれで面白いです。
さすが人の興味を引く文章を書くプロだと感心しました。

執筆にあたってのアイデア術や質問術なんかも勉強になります。
一例をあげると、「企画書のタイトル」の発想術というのが述べられています。
タイトルは真っ先に読み手の目に届く情報なので、一番重要であるというのはよくわかります。
著者は、タイトルの勉強として、本の目録と雑誌の目次を教材としているそうです。
たしかに電車の中吊り広告なんかは、興味を引くという意味では非常によく練られています。
そうしたタイトルについて、著者は以下のように評しています。

「人間の心のいやな部分―嫉妬や金銭欲・名誉欲・性欲や、のぞき見したい気持ちなど―をうまく引き出すと同時に、それだけでなく正義感や同情心や友愛、哀れみ、郷愁などにも訴えてくる」

身も蓋もない言い方ではありますが、まさにその通りだと思います。
ブログタイトルなんかも、そうした訴える力を持つタイトルに訪問者が集まるのでしょう。
仕事の上でも、企画書やチラシづくりの時などの際には、参考にしてみたいと思います。
まぁそれでも、わかっちゃいるけど浮かばない、というのは往々にしてあることですが。

ライターとして必要な技術がいくつか紹介されているのですが、中でも読書術が印象的でした。
やはり言っていることは、フォトリーディングレバレッジ・リーディングと共通しています。
重要なのは、同じテーマの本を沢山読むことと、自分に必要なところを「つまみ食い」すること。これはもう、これだけ多くのビジネス書で断言されているのだから、
多読における最低限のルールと言えるのではないでしょうか。
まさに同じテーマの本を多読することによって見えた「最大公約数的なもの」だと思います。

category: 書く技術、伝える技術

thread: 読んだ本の紹介

janre: 本・雑誌

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文章のみがき方/辰濃和男  


文章のみがき方 (岩波新書)文章のみがき方 (岩波新書)
(2007/10/19)
辰濃 和男

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文章力を向上させたいと常々思っています。
ただ、どう鍛えたら良いかわからず、思いだけが募っています。
書けば書くほど上達する、という意見も聞いた事がありますが、
こうして毎日ブログを書いていても、あまり上達している気がしません。

そんな悩みにズバリ答えてくれそうな、このタイトル。
古本屋で見かけて、考えるより早く購入していました。
しかも著者は朝日新聞であの「天声人語」を担当していたとのことで、
僕の中の期待はますます高まります。

しかし、まえがきで「文は心である」と主張されているのを読んだ途端、
あまり歓迎しない気持ちに様変わりしてしまいました。

こういう類は、林真理子氏の嫌う所であろうと思われます。
どこかの本で読んだのですが、そうした文章論を真っ向から否定していました。
性格が良くなければ良い文章が書けないなんてあり得ない、私は作家だから平気で嘘をつく、
というような事が書かれていたと思います。
僕は林真理子氏の書く文章が好きなので、妙に説得力を感じたのを覚えています。

それでも最後まで読み通したので、少し感想を書き記します。

どうにも終始、感覚的なことばかり書かれていたという印象が強いです。
結局“良い文章とは良い感受性を持った人の書いた文章である”という感じのものです。
文章論と言うより人格論、精神論に近いと感じられます。

ただ、著者の言葉に対する愛情は充分に感じることができました。
優れた文章とは、言葉にとことん向き合った者でないと紡ぐことができないでしょう。
言葉の持つ性質、響き、リズム。言葉というのは、どこまでも繊細なものです。
そんな言葉への愛情の深さは、自然と文章に表れるのかもしれない。
・・・なんて、少し考えさせられました。

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